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普通の主婦が49歳で始めたロボットダンスで全国優勝。本人が明かす“結果よりも突き詰めたいもの”とは

 2024年に開設したTikTokアカウント「中高年型」(@yashiro6122819159749)が、わずか1年でフォロワーが2万人超えになった屋代まどかさん(53歳)。
屋代まどかさん

屋代まどかさん

 幼少期から続けてきた独学のダンス練習経験を原点に、49歳ではじめたロボットダンスの動画は軒並み数千いいね!を集めるほど人気にまばたきせず、まるで機械のように動くダンス「表情がもうロボなのよ」「本気でこの方上手すぎ」と、絶賛のコメントも多数寄せられています。  普通の主婦だった屋代さんは、50歳で出場したロボットダンスの大会でみごとに優勝。今や、メディアでも引っ張りだこのダンス系インフルエンサーに。原点にあったという「チャレンジ精神旺盛」だった幼少期からの生い立ちを振り返ってもらいました。

突き詰める性分は小学校時代から

@yashiro6122819159749 #踊ってみた動画 #dance #ムーンウォーク #ダンス #animation ♬ son original – Dj Rox R
――50歳でロボットダンスの全国大会に出場して、優勝した屋代さん。「幼少期に世界的スターに憧れて教室の隅でつま先立ちの練習を始めた」とも明かしていますが、元々、ダンスが好きだったんですか? 屋代まどか(以下、屋代):はい。小学校時代からつま先立ちで、ムーンウォークの練習をしていました。正確には当時、マイケル・ジャクソンのマネをしていた同級生を見て「カッコいい」と思ったのが、きっかけだったんです。でも、現在と違って海外の情報に日常的にふれられる機会が少なかったし、あれがマイケルのマネだとは知りませんでした。 運動神経はよかったので、ポーズをマネしてみたら他の子よりも上手にできて、どんどんハマっていって。上履きって、ムーンウォークにピッタリなんです(笑)。靴底がツルツルで滑りやすいし、ハンカチやティッシュを靴の中に詰め込むと安定感も出るので、上手にできるような工夫もしていました。 屋代まどかさん――休み時間も、ムーンウォークの練習に余念がなく? 屋代:そうですね。休み時間はいつも一人でつま先立ちの練習をしていました。私はクラスの輪の中心にはいなくて、盛り上がっている同級生を外側から眺めているタイプでした。転校が多かったし、一人っきりで過ごす時間も多かったんです。

公園で一人、竹馬の練習をする日々

屋代まどかさん――放課後も、一人で遊ぶことが多かったんですか? 屋代:はい。塾にも行かず習い事もなかったので、公園で竹馬に乗っていました。足を乗せる板を低い位置につけて練習していたんですが、上達するうちに、どんどん高さを上げていきました。 最終的には、学校にあった大人の身長を超えるような防災コンテナの上から乗らないと足が届かないほどの高さでも、歩けるようになったんです。当時は低学年で、高学年のお兄さんやお姉さんにも一目置かれるようになって、それがとてもうれしかったのを覚えています。 ――何かを突き詰めるのは、当時からだったんですね。 屋代:今となっては、そう思います。何事も、チャレンジしたい性格だったんです。小学校の当時、流行っていたローラースケートでも片足を上げて滑ったり、しゃがんで滑ったりと試行錯誤していました。坂道をガーッと下ったりもして、振り返ると危険きわまりなかったです(笑)。
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ムーンウォークは「トシちゃん」から
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