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“体張り企画”消滅危機…カミナリ・まなぶ大ケガで再燃―ケガ多発、高齢化、コンプラ…揺らぐ「日本のバラエティ」

お笑いコンビ・カミナリの竹内まなぶが、バラエティ番組『アメトーーク!』(テレビ朝日系)のロケで負傷し、右足アキレス腱を断裂したことが発表された。全治8週間程度のケガで、テレビ朝日は再発防止に努めることを公表している。

ダンス中のアクシデントでアキレス腱断裂

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竹内まなぶさん(左) 画像:株式会社DeNA川崎ブレイブサンダース プレスリリースより(PRTIMES)

今回、楽曲に合わせてダンスをした際に負ったケガで、『アメトーーク!』で放送されている「踊りたくない芸人」の撮影だったと考えられる。同企画は、ダンスが不得意な芸人が出演し、四苦八苦しながら踊ろうとする姿を楽しむもの。 過去にカミナリの竹内まなぶもこの企画に出演していることから、今回のケガは「踊りたくない芸人」で起きたとみて間違いないだろう。 この企画だが、これまでの放送を見る限りではケガをするような激しいダンスを踊ることはない。ダンスが不得意な芸人を無理やり踊らせることで体には負荷がかかるが、それでもアキレス腱を断裂するほどのケガは、不運だったか準備が足りなかったといえるだろう。

テレビ局側の対応と現場の安全対策

0828 アメトーーク!

画像:TVerより

ちなみにテレビ朝日は今回の件に対し、スタッフによる事前シミュレーション、トレーナーの指導のもとで準備運動やストレッチなど安全に配慮をしたと公表。撮影に問題がなかったことを、しっかりとアピールしている。 筆者もかつて某テレビ局で働いていたが、現在では驚くほどに各番組で入念にスタッフがリハーサルとシミュレーションを行う。10年前と比べても、コンプライアンス遵守の流れもあり、現在のほうがよりトラブルが起きないように安全対策が実施されていると聞く。 特に『アメトーーク!』のような人気番組となれば、専門のスタッフも配置され、タレントがケガをしないようにケアしながら撮影が行われている。万全を期しても事故が起こることがあり、テレビ局側としても限界があると言えるだろう。
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体を張った企画の限界と“高齢化問題”
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