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RIP SLYME「非公式動画」がバズり続けて1300万PV超…11年ぶりの「新作公開」に本家公式も“まさかの反応”

本家RIP SLYMEとの“神がかった流れ”

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本家のRIP SLYMEは2025年4月に期間限定で5人での再始動を発表 画像:株式会社エフエム東京 プレスリリースより(PRTIMES)

本家のRIP SLYMEはグループとしての活動休止が続いていた中で2025年4月に期間限定で5人での再始動を発表しています。そう考えると確かに彼ら4人は社会人としての誠意や本家へのリスペクトとして今夏での再結成および動画投稿に至った可能性はあるでしょう。 ちなみにYouTubeでは音源を使用する場合、著作権の許諾が必要であることはよく知られています。元の動画「RIPSLYME 熱帯夜 高校生」は、『熱帯夜』を1曲丸ごと使用しており、通常であれば著作権侵害として削除されてもおかしくありません。 しかし、RIP SLYME側はこれを削除せず、さらに社会人バージョンの動画には公式チャンネルがコメントを残すなど、本家も公認の存在となっていることには驚きです。 さらには、偶然のタイミングと思われますが、本家のRIP SLYMEは「RIPSLYME 熱帯夜 社会人」が投稿された数日後にYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」の第582回に登場。『熱帯夜』の一発撮りを披露し、コメント欄には「リップ復活→熱帯夜高校生が復活→熱帯夜ファーストテイクという神がかった流れ」などと盛り上がりを見せています。 昨今、炎上商法によって視聴数を稼ごうとしたり、ネットでバズった人物がメディアに出て掘り下げられたりという動きが一切ない彼ら。多くを語らないという、あくまで一般人としてYouTubeを楽しんでいる姿には「そういうのもネット黎明期の平成っぽい!」と郷愁を感じる視聴者も多い様子でした。 「RIPSLYME 熱帯夜 高校生」も「RIPSLYME 熱帯夜 社会人」もともに1万以上のコメントがされており、一般人の投稿動画としては異常と言える数字です。彼らがこれだけ支持されているのは、昨今のYouTubeやネットにはない平成感がウケているのかもしれません。

平成ノスタルジーが呼び起こした“ネットの奇跡”

昨今の炎上商法によって視聴数を稼ごうとしたり、ネットでバズった人物がメディアに出て掘り下げられたりといった動きが一切ない彼ら。多くを語らないという、あくまで一般人としてYouTubeを楽しんでいる姿には「そういうのもネット黎明期の平成っぽい!」と郷愁を感じる視聴者も多い様子でした。 「RIPSLYME 熱帯夜 高校生」も「RIPSLYME 熱帯夜 社会人」もともに1万以上のコメントがされており、一般人の投稿動画としては異常と言える数字です。彼らがこれだけ支持されているのは、昨今のYouTubeやネットにはない平成感がウケているのかもしれません。 最近では今年の7月、5人組ロックバンドORANGE RANGEが2007年のヒット曲『イケナイ太陽』の令和版MVを発表。“令和版”と銘打っているものの、『イケナイ太陽』がヒットした当時の青春あるあるが詰まった内容になっており、「平成文化詰め合わせすぎる」として大きな話題となっています。 『熱帯夜』のPVパロディ動画を投稿した彼ら4人がここまで人気を集めているのは、音楽業界やネットに限らず、日本国内全体で平成文化を懐かしむ大きなムーブメントが巻き起こっていることの現れではないでしょうか。 一般人の投稿したYouTubeを発端とする平成感溢れるネットのお祭りは、まだまだ盛り上がり続きそうです。 <文/エタノール純子>
エタノール純子
編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。エンタメ、女性にまつわる問題、育児などをテーマに、 各Webサイトで執筆中
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