
※画像生成にAIを使用しています
交差点に立ったまま、ずっと下を向いているおじいさん。
しかし、真理子さんが信号を渡る時にだけ、おじいさんは鬼のようになるんだそうです。
「信号待ちしている間は、別に何も言わないんです。下を向いているので。
でも、信号が赤から青に変わって、私が自転車を漕ぎ出した瞬間に、おじいさんは突然叫ぶんですよ。『こらあー!!! 危ないぞ!!!!』って」
おじいさんの声があまりにも大きいため、真理子さんの自転車に乗っている1歳と5歳の子どもたちはびっくりして大泣き。
「あの声には、私も泣きそうになります。前後に乗っている子どもたちも、ビックリして大泣きですよ。こっちは安全確認をしながら進んでいるのに、急に叫ばれると本当に心臓に悪いんです」と真理子さん。

叫び声に驚いて振り返ると、おじいさんはもの凄い形相で真理子さんを睨んでいるそう。
「おじいさんは、巻き舌でお腹から声が出ていて、顔もめちゃくちゃ怖いんです。眉毛がくっと上がって、ヤクザ映画に出てくる悪役みたいな感じ! おじいさんに遭遇すると、あの顔と声が1日中頭から離れなくて……」
顔の血管が浮かび上がり、今にも飛び出しそうな目は、真理子さんと子どもたちの脳裏に焼きついてしまうんだとか。