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朝の交差点に現れる“交通整理のおじいさん”が怖すぎる「子どもは泣きわめき、私も涙目」→でも、正しいルールは

どうにかしたい!別ルートを探すが……

日本で撮影した横断歩道の写真。無人。道路 おじいさんを避け、別のルートで行けないか考えたという真理子さん。 「でもね、どうしてもあの交差点は外せないんです。そこで、交差点を通る時間をずらしてみたりしたんですけど……かなり朝早くからおじいさんは立っているんですよね」  しかも、真理子さんには許せないポイントが…。 「私以外にも、子乗せ自転車で交差点を横断している人はいるんです。それなのに、他の人には何も言わないで、ずっと下を向いているんですよ。どうして私にだけ叫ぶのかわかりません」

地獄の交差点を今日も通る

電動自転車で出掛ける親子 送迎 おじいさんに目をつけられたと話す真理子さん。それでも、自転車から降りて交差点を横断するのは嫌なんだそう。 「1歳と5歳を乗せた電動自転車って、降りて押すとすごく重いんです。バランスを崩して倒れかけたこともあって、それ以来、自転車を降りて押すのが怖くて。むしろ、きちんと乗って走ったほうが安全だと思うんです。ただでさえ朝はバタバタしているのに……。あの交差点を通らないと職場に行けないから、本当に困ります」  埼玉県庁のサイトによると、「交通の状況に照らしてやむを得ないと認められる場合」において自転車は歩道を通行でき、「歩行者がいるときは、歩行者の通行の妨げとならないよう自転車を降り、自転車を押して横断歩道を渡らなければならない」とあります。そのため、伝え方はさておき、交通ルールに照らし合わせるとおじいさんの言い分は間違ってはいないと言えるでしょう。  実際の道路状況に即して交通ルールを忠実に守ることが、現場ではいかに難しいかも浮き彫りになります。特に子どもを乗せた自転車利用では、安全との両立が難しく戸惑う人も少なくありません。  さらに、2026年4月からは自転車の違反に対して反則金制度が導入される予定。今後は取り締まりが厳格化されることで、利用者と指導する側の間でさらなる混乱が生じる可能性もあります。私たち一人ひとりにとっても、“どう守るか”を考えさせられる問題といえます。  交通ルールを守らせたいおじいさんと、母としての大変さを理解してほしい真理子さん。真理子さんの切実さも、おじいさんの正しさも、どちらも真実。ぶつかり合う声にこそ、気づきを得られるのかもしれませんね。 <取材・文/maki>
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