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「やっぱり演技うますぎ!」夏ドラマで圧巻の存在感を放った俳優3選──最も記憶に残ったのは、どのシーンでも“男前”であり続けた“38歳俳優”

加藤清史郎『放送局占拠』

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画像:「放送局占拠」番組HPより

その圧倒的成長に驚かされたのは『放送局占拠』(日本テレビ系)に出演した加藤清史郎です。主人公・武蔵三郎(櫻井翔)の義理の弟、かつ同じ警察官・伊吹裕志でありながら、実はテレビ局を占拠する武装集団「妖(あやかし)」のリーダー・般若でもあるという難役を演じました。

見事な演じ分けで、作品の“核”となる存在に

アラフォー筆者は、彼の子役時代をリアルタイムで観てきたし、何より一世を風靡した“こども店長”の可愛い印象が強く残っています。近年『ドラゴン桜』(第2シーズン/TBS系)や『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)への出演もあり「大きくなったなぁ。そりゃ演技も上手いよね!」くらいには思っていました。 しかし、本作ではそのキャリアで培った演技力を存分に発揮し、観る者を圧倒。決して「あの可愛かった清史郎くんが成長した!」というギャップだけではありません。台詞回しや表情の秀逸さはもちろんですが、特に素晴らしいと感じたのは、身のこなしと醸し出す空気です。
加藤は本作で、刑事としての顔と武装集団のリーダーとしての顔を演じ分けています。刑事・伊吹は、占拠シリーズ1作品目の武装集団「百鬼夜行」のリーダー・大和(菊池風磨)に翻弄されジタバタしていました。 しかし、般若になると決意してからの振る舞いには全く迷いが感じられず、最低限の動きだけ。テロリストとなった覚悟の強さが、身にまとう空気からも感じられます。 さまざまな伏線が張られ、視聴者すら「嘘だろう?」(主人公・三郎の口ぐせ)と思う展開の中で、加藤の高い演技力が作品の核となっていると言っても過言ではありません。改めて俳優・加藤清史郎の凄さを目の当たりにしました。
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最も感銘を受けたのは、多彩な“男前”で魅了した“あの人”
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