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「やっぱり演技うますぎ!」夏ドラマで圧巻の存在感を放った俳優3選──最も記憶に残ったのは、どのシーンでも“男前”であり続けた“38歳俳優”

中村倫也『DOPE 麻薬取締部特捜課』

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画像:TVerより

そしてこの夏クール、最も強く筆者の心を射抜いたのは『DOPE 麻薬取締部特捜課』で主演(髙橋海人とダブル主演)を務めた中村倫也です。 近未来の新型ドラッグ・DOPEが蔓延した日本を舞台に、麻薬取締部特殊捜査課の新人麻薬取締官・才木優人(髙橋)とともに、DOPEによって起こる不可解な事件の真相を暴こうとする陣内鉄平を演じました。

多彩な“男前”で、観る者を魅了

もちろん彼の演技力が高いことは知っています。男前であることも知っています。ただ、本作での中村は、甘さも優しさもクールさも……ありとあらゆる“男前”で魅せてくれたのです。 まず、第1話で無防備に敵に立ち向かった才木に放った「バカかお前」の一言に、ずきゅん!こんな台詞に胸キュンさせる力を持っているのは、令和の時代には中村しかいないかもしれません。
キレキレのアクションで仕事はそつなくこなし、ぶっきらぼうだけど仲間想いの一面も持ち合わせ、何より愛妻家という完璧すぎる設定を見事に体現。どのシーンでも“男前”であり続けました。妊娠中の妻・香織(入山法子)を無残に殺されるは、親友の刑事・戸倉(小池徹平)には裏切られるは、戸倉殺人の嫌疑で逮捕されるは……次から次へと追い込まれ続ける陣内。 そんな状況下にあっても、佇まいには大人の軽やかさを包括しており、苦悩する姿にすら色っぽさを感じさせました。 そんな全方位的に“男前”なキャラクターを創り上げたのは、中村の類まれな表現力によるもの。恐れ入りました。 ========== キャリアを重ねて名優とされる俳優でも、作品によって“改めて”驚かされることがあります。今回ご紹介した3人は、まさに夏ドラマで“改めて”目を見張るほどの演技を見せてくれました。これからも彼らの活躍に注目していきたいと思います。 <文/鈴木まこと> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木まこと
日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間でドラマ・映画を各100本以上鑑賞するアラフォーエンタメライター。雑誌・広告制作会社を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとしても活動。X:@makoto12130201
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