「やっぱり演技うますぎ!」夏ドラマで圧巻の存在感を放った俳優3選──最も記憶に残ったのは、どのシーンでも“男前”であり続けた“38歳俳優”
中村倫也『DOPE 麻薬取締部特捜課』
多彩な“男前”で、観る者を魅了
キレキレのアクションで仕事はそつなくこなし、ぶっきらぼうだけど仲間想いの一面も持ち合わせ、何より愛妻家という完璧すぎる設定を見事に体現。どのシーンでも“男前”であり続けました。妊娠中の妻・香織(入山法子)を無残に殺されるは、親友の刑事・戸倉(小池徹平)には裏切られるは、戸倉殺人の嫌疑で逮捕されるは……次から次へと追い込まれ続ける陣内。 そんな状況下にあっても、佇まいには大人の軽やかさを包括しており、苦悩する姿にすら色っぽさを感じさせました。 そんな全方位的に“男前”なキャラクターを創り上げたのは、中村の類まれな表現力によるもの。恐れ入りました。 ========== キャリアを重ねて名優とされる俳優でも、作品によって“改めて”驚かされることがあります。今回ご紹介した3人は、まさに夏ドラマで“改めて”目を見張るほどの演技を見せてくれました。これからも彼らの活躍に注目していきたいと思います。 <文/鈴木まこと> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木まこと
日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間でドラマ・映画を各100本以上鑑賞するアラフォーエンタメライター。雑誌・広告制作会社を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとしても活動。X:@makoto12130201



