不倫に踏み出す直前だった妻。何も知らない夫が残した“冷蔵庫のメモ”で、全てをやめた理由とは?
一度足を踏み入れてしまうと、なかなか抜け出せない不倫沼。
今回はそんなぬかるみに足を取られそうになった女性のエピソードをご紹介しましょう。
坂本未歩さん(仮名・33歳/会社員)は、既婚女性。ですが数週間前から、取引先の年下営業マンで独身の男性・由伸さん(仮名・28歳)からアプローチを受けています。
「最初はそんなつもりはまるでなくて、『話していると楽しい人だな』ぐらいの感じだったんですが……なんとなくLINE交換したら、由伸さんの好意が伝わってきて」
いけないことだとは分かりつつも、徐々に未歩さんも楽しくなってきてしまい、いつの間にか頻繁にメッセージを送りあう仲になってしまいました。
「夫の健二(仮名・35歳/会社員)とは仲が悪いわけではないのですが、結婚して5年目の私たちはもう会話も少なく、夫は家ではスマホゲームばかり。きっともう私のことを女として見ていないんだろうなって、ため息をつく回数ばかりが増えていたんです」
そんな寂しさを埋めるように、未歩さんは由伸さんとのやり取りに夢中になっていきました。
「するとある日、由伸さんから『未歩さんが望むなら、俺は待てますよ』とメッセージが届いて……。彼の真剣な気持ちを知ってしまった私は、心をギュっと掴まれてしまって。誘われるままに、初めて2人きりで会う約束をしてしまったんです」
そしてデートの当日。「今日は“奥さん”なんかじゃなく、“私”のまんまでいたい」と思った未歩さんは、キッチンで結婚指輪を外すと、冷蔵庫の上に一時的に置いておいたそう。
「それまで浮気も不倫も一度もしたことがなくて。このデートに行くのには、かなりの覚悟がいったんですよね」
ドキドキしながら身支度を整えた未歩さん。ふと冷蔵庫の上を見てみると、指輪がなくなっていました。
取引先の男性とやり取りを重ねるうちに

画像はイメージです(以下同)
二人きりで会う約束をしてしまう
「それまで浮気も不倫も一度もしたことがなくて。このデートに行くのには、かなりの覚悟がいったんですよね」
ドキドキしながら身支度を整えた未歩さん。ふと冷蔵庫の上を見てみると、指輪がなくなっていました。
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