「ベビーカー邪魔だ」子連れママに絡む、舌打ちおじさん。近くにいた女性の“痛烈なひと言”で、真っ赤になって逃げ出した
赤ちゃんと一緒に外出する際には、いくつも気を遣わなくてはいけない場面が訪れますが、特にベビーカーでエレベーターに乗る瞬間の緊張感は格別なようです。
今回は、子育て中の母親が直面してしまったエレベータートラブルをご紹介しましょう。
ある日、主婦の片岡彩乃さん(仮名・31歳)は、息子の悠太くん(仮名・8ヶ月)をベビーカーに乗せてショッピングモールでエレベーターを待っていました。
「エレベーターの中がさほど混んでいないことを確認してから、ベビーカーを押してゆっくり乗り込もうとしたら、50代くらいのおじさんが後ろから無理やり割り込んで乗ってきたんですよ」
さらに「んだよ、ベビーカーとか邪魔だっつの」と舌打ちしたそう。
「私は驚いて固まってしまいました。それまでベビーカーにここまで露骨に嫌な態度を取られたことがなかったので、ショックだったんですよね」
するとエレベーターの奥に乗っていた50代くらいの女性が「ちょっとそんな言い方はないんじゃないですか?」とそのおじさんを制しました。
「ん? どこかで見たことある顔だなと思い、よく見てみたら、私がいつも利用しているスーパーのレジ担当の人で驚きました。いつもの制服姿じゃなかったので、すぐに気付けなくて」
そして、その女性はとにかくレジ打ちが正確で速いので、彩乃さんは心の中で“秒速レジ子さん”と呼んでおり、好んでレジ子さんの列に並んでいたそう。
「そしたらその舌打ちおじさんが『うるせーな、ベビーカーが場所取ってるって事実を言っただけだろ』と今度はレジ子さんに舌打ちをしたんですよ」
するとそんな不穏な空気を察したのか、息子の悠太くんがグズりだしてしまいます。彩乃さんは慌てて小さな声で「大丈夫だよ~」と声をかけましたが、内心気が気じゃありません。
エレベーターで理不尽なおじさんと遭遇
さらに「んだよ、ベビーカーとか邪魔だっつの」と舌打ちしたそう。
「私は驚いて固まってしまいました。それまでベビーカーにここまで露骨に嫌な態度を取られたことがなかったので、ショックだったんですよね」
声をかけてくれた顔見知りの女性
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