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「ベビーカー邪魔だ」子連れママに絡む、舌打ちおじさん。近くにいた女性の“痛烈なひと言”で、真っ赤になって逃げ出した

おじさんを退散させた「女性のひと言」

「その途端、レジ子さんが舌打ちおじさんを睨みつけ『大きい声出すんじゃないよ。器の小さい男のくせに。あなただって赤ちゃんだった時期があって一生懸命育ててもらったんでしょ? そんな態度見たらお母さんが泣くよ』と抑えた声で言い放って……ヤバいこのままじゃケンカになっちゃうと思い私は身を縮めたんですよ」 すると舌打ちおじさんにその言葉が刺さったのか、また小さく舌打ちしながらも、急に顔を真っ赤にして、ソワソワ足早に次の階で降りて行ったそうショッピングモール「多分舌打ちおじさんも、女性の言葉でお母さんのことを思い出して、自分の行動が恥ずかしくなったんだろうなと思いました。きっと良いお母さんだったんでしょうね」 そして、もしも息子の悠太くんが将来道を踏み外しそうになった時に、そんな抑止力になれるようなお母さんなりたいと彩乃さんは思いました。 「レジ子さんにお礼を言い『私、いつもあなたのレジに並んでいて……ファンなんです』と伝えました。お名前が分からなかったので不自然な言い方になってしまったんですが、レジ子さんは笑って喜んでくれたんですよ」

スーパーで挨拶を交わす仲に

それ以来、スーパーに行く度にレジ子さんとは挨拶を交わす仲になったそう。 「レジ子さんは悠太の名前も覚えてくれて、いつも優しく声をかけてくれてありがたいですし、私もちょっとした会話ができるのが嬉しくて」 スーパー レジ打ち 店員 パート けれども、あれから彩乃さんはベビーカーでエレベーターに乗ることに二の足を踏むようになってしまいました。 「世の中、レジ子さんのような良い人の方が多いことは分かっているのですが、少数の“ベビーカー邪魔派”の人にまた遭遇して心ないひと言をぶつけられるかと思うと……。今ではよほど空いたエレベーターにしか乗らないと心に決めて、ちょっとでも混んでいたら何基でも根気強く待つ姿勢で出かけるようにしているんですよ」
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「あのおじさんのような人」の存在を知れた
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