「君を殺したりしないよ」アナ雪女優、結婚記念日の“空気読めてない”投稿が大炎上
ディズニー映画の大ヒット作「アナと雪の女王」のアナ役などで知られるアメリカの売れっ子俳優クリスティン・ベル。結婚記念日にSNSで発信した内容が「不適切」と炎上している。DV撲滅を目指す団体が投稿内容を非難する声明を発表したほか、ネット上でも「空気読めてない」と批判が噴出するなど波紋が広がっている。
クリスティンのインスタにも、厳しい意見が多く寄せられた。「DV啓発月間にこんな投稿するなんて、全く空気読めてないんだね」「DVの被害者に過去の痛みや苦しみを呼び起こさせる投稿」「DVは日々多くの人たちが苦しんでいるリアルな出来事だということを忘れないで」とコメント欄は大荒れ状態に。
一方で、「これぞ夫婦愛」「最近は冗談も通じなくなったんだね。ブラックユーモア大好き!」といった肯定的なコメントも。DV経験者と思われる人物からも、「私は元パートナーから殺されそうになったDV被害者だけど、この投稿は全く問題なし! 愛らしくて愉快で、親密な様子が伝わってくる。サバイバーである私たちの心情をいちいち気にしなくていいと思う」と擁護する声があがっている。
アメリカでは、DVによって深刻な被害を受ける女性が多く、疾病予防管理センター(Centers for Disease Control and Prevention=CDC)は2018〜2021年の4年間でパートナーによって殺害された女性は3991人だったと報告。コロナ禍以降は、銃によってパートナーに殺害される女性が増加しているという。こうした社会状況を背景に、10月はDVへの意識を高めるための啓発月間となっている。
僕は君を殺したりしないよ
クリスティンは10月18日(現地時間)、インスタグラムを更新。夫ダックスと抱き合う写真をアップすると共に、次のようなキャプションをつけて結婚記念日を祝った。 「結婚12周年おめでとう。かつてあなたはこう言った。『僕は君を殺したりしないよ。ある時点で妻を殺す男は多いけど、僕は君を殺す動機が強くても絶対にしない』ってね」 このクリスティン流の“ジョーク”に真っ向から異議を唱えたのが、DV撲滅を目指す全米ネットワーク(NNEDV)。団体の広報担当者は、米芸能メディア『ページ・シックス』に次のようなコメントを発表した。 「ドメスティックバイオレンスの被害者や生存者が日々直面する恐怖、トラウマ、痛みを軽視するような『ジョーク』は決して笑えるものではありません」 「特にドメスティックバイオレンス啓発月間にあたっては、被害者と生存者を支援し、効果的な解決策に労力を費やし、この問題に真剣に向き合う責任があります」
「こんな投稿するなんて」コメント欄は大荒れ
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