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『国宝』『あんぱん』…話題作に次々出演。36歳女優が明かす“役者として大切にしている3つのこと“とは

作品のメッセージは「あまり押し付けたくない」

瀧内公美さん――仕事が大変充実されていると思いますが、この先、40代を迎えるにあたり、どのような人でありたいですか? 瀧内:まずは自身の在り方として、他者への眼差しは優しく、自分の感性を大切にしていきたいです。役者としての考え方は、たとえばある作品をやり、それがみなさんが変わるきっかけになればとか、社会問題について考えるきっかけになればとか、そういうメッセージがある場合がありますよね。でもわたしとしては、あまりそこは押しつけたくないかなと思っています。 そこに使命感を持つことにちょっと違和感を覚えるというか、そういう意味において、自分がやりたいと思える役や作品に素直に出会えたらいいなと、それこそ演技が本分ですので、少しでもいいお芝居ができたらいいなとか、そういう思いはあります。 あとは自分ひとりで生きてきたわけではないということ。自分に必死になりすぎて、周りへの感謝を見落としていたこともありました。でもそこは忘れちゃいけないと思うんです。好きで始めたお芝居なので、感謝して生きていければいいなと思います。 <取材・文/トキタタカシ>
トキタタカシ
映画とディズニーを主に追うライター。「映画生活(現ぴあ映画生活)」初代編集長を経てフリーに。故・水野晴郎氏の反戦娯楽作『シベリア超特急』シリーズに造詣が深い。主な出演作に『シベリア超特急5』(05)、『トランスフォーマー/リベンジ』(09)(特典映像「ベイさんとの1日」)などがある。現地取材の際、インスタグラムにて写真レポートを行うことも。
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