3人の既婚男との不倫報道を逆手に取っている“斉藤由貴”
最後に紹介するのは現在59歳の斉藤由貴さん。

斉藤由貴さん(画像:BS日テレ プレスリリースより)
斉藤さんは永野さんより30歳以上も年上の大女優ですが、これまでに3人の男性との不倫がスクープされてきた希有な人物です。
1991年、若くして亡くなったシンガーソングライター・尾崎豊さんは妻子ある身でしたが、斉藤さんとの不倫スキャンダルが発覚。そのわずか2年後の1993年、カイヤさん(当時はキャロリン・ハイガー名義)を妻に持つ川﨑麻世さんと不倫密会していたのです。
斉藤さんはその後結婚し、3人の子の母親として幸せな家庭を築いていると思われましたが、2017年に50代医師とのダブル不倫がスクープされます。その後、斉藤さんは夫と離婚し、現在は独身生活を送っています。
それでも斉藤さんは、ドラマやバラエティ番組での活躍を続けています。近年だけでも、2022年の『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系)、2023年の『いちばんすきな花』(フジテレビ系)、2024年の『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS系)で、主人公や準主役のダメな母親を熱演しています。
私生活のスキャンダルを逆手に取ったかのようなダメ母役でのオファーが絶えないのです。
3人のロールモデルを参考にして“永野芽郁”は復活する?

永野芽郁さん(画像:株式会社ライフケア・アクシス プレスリリースより)
唐田えりかさんはNetflixオリジナルドラマを復帰の足掛かりにしましたが、永野さんもすでに『御手洗家、炎上する』でNetflix作品の主演実績があります。また、Netflixの新作への出演が決定しているという報道も出ています。唐田さんと同様にNetflixきっかけで地上波復帰を果たせるかもしれません。
広末涼子さんは佐藤健さんとの不倫疑惑が出た際にスルーしました。永野さんは田中圭さんとの不倫疑惑を真っ向から否定しています。“不倫の事実は認めない”という方針は広末さんと共通しており、白黒はっきりさせずグレーのままうやむやにすることで、場合によっては芸能活動がプラスに働くこともあります。
斉藤由貴さんはスキャンダルの数々をあえて彷彿させるような役柄を演じることが増えています。永野さんはもう今までの清純派ブランドで活動することは難しいでしょうが、斉藤さんのように開き直ったリブランディングをすれば、役者として次のステージに進み、大復活を果たす可能性もあるのではないでしょうか。
<文/堺屋大地>
堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は
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