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米有名監督夫妻が非業の死。「その日会う予定だった」「大きな穴があく」広がる衝撃と悲しみ

前日のクリスマスパーティーで親子が激しい口論

 事件前日の12月13日、夫妻はニックとともに、コメディアンのコナン・オブライエンが主催したクリスマスパーティーに出席していたと報じられている。しかし、ニックは当初、招待客に含まれていなかったことが明らかになった。  米誌『ハリウッドリポーター』などの現地報道によると、夫妻がニックをパーティーに同伴させてほしいと主催者のコナンに頼んだという。ここ数週間、ニックの過激な言動がエスカレートしており、彼の精神状態が悪化していることに大きな懸念を抱いていた夫妻。そんな状況で、息子を自宅に残して出かけることをためらっていたそうだ。  ピープル誌やニューヨーク・ポストなど各メディアの報道や目撃証言によると、パーティー会場ではニックの不審な行動が多々見られ、ゲストたちを困惑させていたとのこと。その場にいた人たちに「君は有名人か?」と執拗に聞いたり、支離滅裂な行動でトラブルを起こしたりしていたという。  さらに、ニックは両親に激昂し、激しい口論に発展。ライナー監督と大きな声で言い争う姿が目撃されていた。その後、夫妻は動揺した様子でパーティーを途中で切り上げ帰宅。ニックはゲストの会話に割り込んで注意を受けた直後、怒った様子で会場から出ていったという。

10代の頃から薬物依存の問題を抱えていた次男

 ライナー監督は名優カール・ライナーの息子として生まれ、1970年代にドラマ『Allin the Family』で人気を得た。監督としては『スタンド・バイ・ミー』を皮切りに、『プリンセス・ブライド・ストーリー』『恋人たちの予感』『ミザリー』『ア・フュー・グッドメン』などを手掛け、アメリカ映画史に残る作品を数多く生み出した。最近も『スパイナル・タップII』が公開されたばかりだった。  ミシェル夫人とは1989年の『恋人たちの予感』撮影中に出会い結婚。長男ジェイク、次男ニック、長女ロミーと3人の子どもをもうけた。  子供たちも米エンタメ界で活動しているが、ニックは10代の頃から薬物依存の問題を抱え、リハビリ施設への入所、さらにはホームレス状態を経験。そうした自身の半生を題材にした映画『ビーイング・チャーリー』(2015年)を父ロブと共に制作したこともあった。
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「その夜に会う予定だった」長年の友人が明かす
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