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「俺は死ぬほど売れたい」菊池風磨、アンチも力に変える精神力。timeleszが異様に注目され続ける理由

旧事務所時代から「変化」を受け入れた対応力

 今年2月より、timeleszは菊池さん、佐藤勝利さん、松島聡さんの3人に、一般候補生から3人、SE社俳優部から2人が加わり、8人体制になりました。それ以降に発売したアルバム・シングルは、オリコンチャートで共に自己最高の初週50万枚以上を売上げ、新たに冠番組も続々と放送されています。  ただ、いまだにSexy Zone時代からの変貌を受け入れられないファンや、新メンバーの力量不足を目にし、厳しい声をあげるSE社ファンもいます。それでも、ファンとアンチを合わせ、timeleszの注目度が異様に高いことは間違いありません。
CD「FAM」(ユニバーサル ミュージック合同会社)

CD「FAM」(ユニバーサル ミュージック合同会社)

 おそらく3人体制のtimeleszのままでも、グループ活動を続けることは出来たと思います。ただ、先輩グループを見ても、デビュー時から複数のメンバーが抜けてしまった場合、熱心に応援し続けてくれるファンはいますが、新規ファンを多く獲得することは極めて難しいことです。  菊池さんは旧事務所時代から、グループの形の移り変わりに柔軟に対応してきた経緯があります。菊池さんは2009年に一度別グループでCDデビューしましたが、短い活動期間でグループは自然消滅。  そこから翌々年には中島健人さんと、事務所に入所して1年未満の佐藤さん、松島さん、マリウス葉さんと共に、Sexy Zoneとして新たにCDデビュー。そんな中、センターとして猛プッシュされる佐藤さんをバックアップし、グループがより輝けるように振る舞ってきました。  また、その後よく分からない理由でSexy Zoneは一時期、菊池さん、中島さん、佐藤さんだけの3人体制になったことも。メンバーが入れ替わるように体調不良で活動休止し、なかなか5人揃うことが難しい時期も続いたのです。

「売れてえんじゃねえの?俺は死ぬほど売れたい」

 こうした中でも、菊池さんは自身が出来ることに全力を尽くし、個人として売れるだけでなく、グループがさらに飛躍するよう頭をフル回転させてきたのだと思います。タイプロ内で候補生に対し活を入れる際に発した「売れてえんじゃねえの?俺は死ぬほど売れたい」という言葉からも、菊池さんが現状に満足することなく常に上を目指してきたことが分かります。
 タイプロの成功を経てtimeleszが躍進するかたわら、今年に入っても菊池さんはバラエティ番組や、YouTubeで引き続き多忙を極めてきました。また、俳優として上述の『放送局占拠』を盛り上げ、Mrs. GREEN APPLEの大森元貴さんとW主演した映画『#真相をお話しします』を大ヒットさせるなど、活躍の幅をさらに広げています。  来年1月には、加藤浩次さんが原作・脚本・監督を務めるドラマ『こちら予備自衛英雄補?!』(中京テレビ/日本テレビ系)に主演することも決まっており、個人としてもtimeleszとしても、さらに成長を遂げていきそうです。 <文/こじらぶ>
こじらぶ
フリーライター・コラムニスト。言語学修士。男性&女性アイドル、地下、ローカルなど様々な現場を経験。ドラマ、スポーツ、エンタメ全般から時事ネタまで。俳優、アイドルなどのインタビューも。X: @kojirabu0419
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