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2025年「本当に良かったドラマ」ベスト10。人気アイドルが見せた“禁断の涙”に、実力派俳優の“あまりに無様な姿”が胸を打つ<前編>

6位:波うららかに、めおと日和

1224_年間ドラマ⑤

画像:『波うららかにめおと日和』HPより

『波うららかに、めおと日和』(フジテレビ系)も、“愛らしい”ふたりが印象に残っています。 昭和初期、交際0日婚から始まる新婚夫婦の甘酸っぱい心の交流を、焦らず丁寧に描いていく。おっとり可愛らしいなつ美(芳根京子)と、帝国海軍中尉で真面目だけど不器用な瀧昌(本田響矢)の夫婦がとにかく尊い!ずっと見ていたくなるふたりでした。 この作品の良さは「心が近づく瞬間」を何度も積み重ねて描いているところ。うまく伝えられない不安や、相手を大切に思う気持ちを、言葉にしたり飲み込んだりしながら、それでも少しずつ夫婦になっていく。その過程が優しくて、見ているこちらまで幸せになりました。

静かに胸が満たされるラブストーリー

正反対の深見(小関裕太)と芙美子(山本舞香)のカップルもいいスパイス!牽制し合うところから恋に落ちていく王道のときめきがあり、二組を見比べながら“恋と夫婦”の形を味わえるのも楽しい。 コスパやタイパが優先されがちな時代だからこそ、誰かと向き合って、言葉を重ねて、絆を紡ぐことの尊さが沁みる――そんな、静かに胸が満たされるラブストーリーでした。 【5位~1位は?後編を読む】⇒2025年「本当に良かったドラマ」ベスト10。「日曜劇場」「月9」も良かったけど、文句なしのNo.1は“お仕事ドラマ”の傑作<後編> <文/鈴木まこと> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
鈴木まこと
日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間でドラマ・映画を各100本以上鑑賞するアラフォーエンタメライター。雑誌・広告制作会社を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとしても活動。X:@makoto12130201
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