義父は「男を立てるのが妻の役目なのに、他人に給料の話をして夫と同等と言うなんて、はしたない」と怒り、義母は「親戚に謝りに行きましょう。私もついていってあげるから」と言いました。
まさかすぎる怒りの矛先に、明子さんは困惑。しかし、「私は、事実を言っただけです。謝らなければならないことはしてないと思います」と気持ちを伝えました。
すると、義父は声を荒げて「あんた、息子の株を下げたいのか? あんたの言った言葉のせいで、息子は女と同等の稼ぎしかいないって親戚から笑われるんだぞ! 常識がないにもほどがある!」と怒鳴りました。
「夫が仲裁に入ってくれたので、その場はなんとか納まりました。でも、この出来事を機に、義父母から距離を置かれるようになりました」
義父母が親戚中に言いふらしていた“嫁の悪口”とは?

それから数ヶ月後、明子さんは義父母が自分の悪口を親戚中に広めていることを知りました。きっかけは、結婚式に参列できなかった夫のいとこがお祝いの品を自宅へ持ってきてくれたこと。
フランクないとこは明子さん夫妻と話した後、「ってか、奥さん全然気が強くないじゃん! 叔父さん(義父)が言ってた性格と全然違うんだけど」と笑いました。
どんな風に言われているのだろう。気になり、尋ねてみると、いとこからは少し口ごもった後、白状。
「気が強くて、自分が一番じゃないと満足しない嫁だって…。夫と同じくらい稼いでるって嘘をついて夫に家事を任せっきりの人だって言ってるんだよね」と話してくれました。
「知っておいたほうがいい悪口だと思ったからと言い、教えてくれました。義父母は私を悪くいい、そんな女に捕まった息子がかわいそう、尻に敷かれていると親戚中に言っていたんです」
親戚の間で明子さんは今も気の強い嫁であり、夫を尻に敷く女です。しかし、そう言われても構わないと明子さんは思っています。
「ヤバい女だと思ってくれたほうが面倒な親戚付き合いがないですし。それに、収入でしか人の価値を判断できなそうな義父のほうがよっぽどヤバいので関わりたくないです」
夫婦間の収入格差にこだわる義父母は、“給料”という目に見えるものでしか息子の価値を測ることができていない人たち。男女ともに共働きが当たり前な時代だからこそ、価値観をアップデートし、自身の歪みに気づいてほしいものです。
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<取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291