1つ目は、“リブート”があることによって起こる「先の読めない展開」です。
物語は、善良なパティシエ・早瀬陸(松山ケンイチさん)が妻殺しの罪を着せられ、整形して裏組織と繋がりがある悪徳刑事・儀堂歩(鈴木亮平さん)に姿を変え“リブート”するという衝撃展開から始まりました。
整形して他人になりすますという設定はこれまでのドラマでもありましたが、今作では本物の儀堂による半年がかりの指導で、顔、指紋、身分にふさわしい肉体と知見を少しずつ手に入れる様を見せ、リアリティを持たせていました。
こうして松山さんだった早瀬が鈴木さんの姿になるというムチャな設定でも、視聴者が納得できたのです。
そして1つの“リブート”を受け入れると、全ての登場人物にその疑惑が及びます。抹殺されたはずが生きていた本物の儀堂や裏組織の顧問弁護士・海江田勇(酒向芳さん)も、誰かが“リブート”したのではないか。
視聴者は全方位にその可能性を巡らせ考察に夢中になりました。
第8話では、早瀬に協力的でありながら裏切りを繰り返してきた幸後一香(戸田恵梨香さん)が、殺されたはずの早瀬の妻・夏海(山口紗弥加さん)であると明かされます。これで最低でも2人の“リブート”が確定。
誰が本物で誰が偽物なのか、誰が死んでいて誰が生きているのか、誰が敵で誰が味方なのか。“リブート”があることによって、これまでに無い「先の読めない展開」の連続になり、
ドラマの常識を打ち砕く何でもあり状態で、視聴者の予想を覆し続けてきました。