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山下智久が「もう嫌だ!」と吐露も。事務所退所、海外進出…それでも国内が手放さない“ストイック”な裏側

自分を磨き続けるストイックさと探求心

 俳優・山下智久のもう1つの魅力は、その人気におごらず自身を磨き、挑戦し続けるストイックさと探求心です。  2022年のドラマ『今際の国のアリス』シーズン2(Netflix)では、ヌーディストを演じるため身体を極限まで磨き上げ、ほぼ全裸に近い状態で彫刻のような肉体美を見せていました。  海外ドラマ初主演となった2023年の『神の雫/Drops of God』(Hulu)では、ソムリエ役として、味覚と嗅覚を研ぎ澄ますためにカロリーを制限し、10キロ近く減量しています。
 またストイックさは肉体だけではありません。これまでも海外作品出演時には流暢な英語を披露していた山下さんはさらに英語力を磨き、主演として通訳無しで海外ロケを遂行しました。  同作は、米仏日共同制作で国境を越えたワイン対決と人間ドラマを描き、海外視聴者にも支持され、第52回国際エミー賞「連続ドラマ部門」を受賞。山下さんが、ワインに人生をかける主人公の生き様を繊細に体現したことも、受賞に大きく寄与したことでしょう。  同年の映画『SEE HEAR LOVE 〜見えなくても聞こえなくても愛してる〜』(Prime Video)では、視覚障害を発症する漫画家を演じることに。目隠しをして生活したり、実際に視覚障害を持つ人々との交流を経て、視線の動かし方や物に触れる際の手の動かし方などをリアルに体現し、その苦悩と葛藤を炙り出しました。

徹底した役作りが国際的な評価に

 海外展開するための語学力向上、過酷な節制もいとわない肉体改造、キャラクターを解像度高く描くため内面にまで落とし込む姿勢。徹底した役作りが、国際的な評価という結果に直結しています。  数々の国外作品に参加する中で、海外で活躍したいという願いが結実すると同時に、日本の映像作りの良さも再認識してきました。事務所退所組が比較的自由に地上波露出が出来るようになったタイミングと、山下さんが国内外問わずチャンスがあれば挑戦したいと思うようになった時期がうまく重なり、彼の日本での活動も増えてきたのです。
画像:映画『正直不動産』オフィシャルサイト より

画像:映画『正直不動産』オフィシャルサイト より

 そうした彼の努力と実力が結実し、2024年には『ブルーモーメント』(フジテレビ系)で5年ぶりに民放連続ドラマに復帰。5月公開の『正直不動産』に加え、10月にはドラマ『俺たちの箱根駅伝』(日本テレビ系)への出演も控えています。  芸能界入りから30年。あらためて俳優として脚光を浴び、国内外、地上波か否かを問わず上質な作品に出続けている山下さん。快進撃は止まりそうにありません。 <文/こじらぶ>
こじらぶ
ライター・コラムニスト。上智大学大学院外国語学研究科修了・言語学修士。ドラマ、男性&女性アイドル、スポーツ、エンタメ全般から時事ネタまで。俳優、アイドルなどのインタビューも。X: @kojirabu0419
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