もうひとつ、ピックルボールが人気の理由はまさに、コミュニティの力です。
ピックルボールにはオープンプレイという文化があって、ひとりでコートに行ってもパドル(ラケット)をネットに立てかけて順番を待っていれば、知らない人ともチームを組んで試合ができる仕組みがあるんです。
普通、テニスやバドミントンをしようと思うと、事前に仲間を集めて、コートを予約して……と、なかなか準備が必要ですよね。
ハワイの公営コートには、フェンス沿いに「パドルホルダー」と呼ばれる待機スペースが設置されている場所があります。プレーしたい人は、そこに自分のパドルを立てかけて順番を待つ仕組み。コートの利用時間も、「1ゲーム45分まで」といった形で決められていて、時間になると次の人へ交代します。
面白いのは、そのパドルホルダーが“順番待ち”だけでなく、“仲間募集”の役割も果たしていること。
例えば、一緒に並んでいた人と4人になって「一緒にやります?」とその場でチームを組み、即席でダブルスを始めることも珍しくないそうです。
私はまだその輪に飛び込んだことはないのですが、現地の方々は、即興でチームを組んで楽しんでいる。そうやって人々の交流の場にもなっているそうです。
スポーツは言葉の壁を超える!次のハワイ旅は「ピックルボール」

全米、そしてハワイで、今年さらに加速すると言われているピックルボールブーム。日本にもその波は確実に届き始めています。まずは日本で気軽に始めてみる、というのも面白いかもしれません。
そしてハワイに来たら、ピックルボールを通して現地の人との交流を楽しんでみる。そんな過ごし方も、これからのハワイ旅の新しい魅力のひとつになっていきそうです。
英語に自信がなくても、「ナイスショット!」と言って親指を立てれば、自然と仲間になれる。スポーツには、言葉の壁を越えて人をつなぐ力があります。
次回のハワイ旅行には、水着とサンダルだけではなく、日本でパドルを揃えて、持参するのもいいかもしれません。
<文/大木優紀>
大木優紀
1980年生まれ。2003年にテレビ朝日に入社し、アナウンサーとして報道情報、スポーツ、バラエティーと幅広く担当。21年末に退社し、令和トラベルに転職。旅行アプリ『
NEWT(ニュート)』のPRに奮闘中。2児の母