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「私、全然ありのままじゃない!」アナ雪に号泣して中学校を退職。ノルウェーへ移住した元教員が手に入れた“意外な職業”

日本では言わなかった言葉、日本とは違う家族観

――逆にノルウェーで「すごい!」と思ったことは?  同調圧力が全然ないですね。周りの目を気にしなくてもいい。日本は「世間体」重視ですが、ノルウェー語では「世間体」を意味する言葉すら、パッとは思い当たらないですね。 ――たとえば、「そろそろ結婚しないの?」とかも……?  全然言われないですよ。親に「孫欲しいな~」って言われるくらいはあるかもですが。でも、「あの人40歳にもなって結婚してないんだって~」みたいな言葉はいっさい聞かないですね。「独身で生きるのもあなたのチョイス」って感じです。  子どもにも、英語でいうと「You choose(あなたが選んで)」みたいな言い方をすることが多いです。日本での教員時代には子どもにも、英語でいうと「You choose(あなたが選んで)」みたいな言い方をすることが多いです。日本での教員時代にはあまりこういうことは言わなかったですね。 ――そのほか、ノルウェー生活で驚いたこととかありますか?  子ども向けの吹奏楽のレッスンが終わったときに、「私、この子の母親です」って一人の女性がAという子を迎えに来たんですね。そして、その後すぐに別の女性が来て、「Aの母親ですけど、子どもを迎えに来ました」って言われて、え!? やばい! さっきの母親は別人で、Aは誘拐されたのかも! って、パニックになって……。そしたら、その二人目のお母さんが「私セカンドママなんで、心配しないで」って。 ――なるほど。二人は同性パートナーで、両方母親だったと。  そうなんです。ノルウェーでは同性婚が実現していて、子どもも持てます。それが普通で、私もある程度認識はしてたんですけど、いざこういうことが起きると驚きますよね。

夢だったマンガに関わる仕事に転職

――現在はマンガの講師として働いているんですね。  はい。永住権を取る前は就ける職業に縛りがあったり、ビザの関係上ある程度の収入がないと滞在できなかったりしたので、1日に吹奏楽のレッスンを3校ハシゴするときもあって、正直キツかったです。でも永住権が取れて縛りがなくなったので、マンガ講師に転職しました。  もともと子どものころはマンガ家になるのが夢で、いまは講師をしながらノルウェー生活についてのエッセイマンガを国内向けに描きはじめました。いつか日本でも単行本を出すのが目標ですね。 <文/おか けいじゅん 写真提供/まさよ(「Norway Manga Class」)>
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