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混雑する電車でメイクしていたら…他人の白シャツにマスカラがベチャッ! 返ってきた“大人のひと言”にハッとした

男性が返した“大人のひと言”

すると男性は、怒鳴ることも舌打ちすることせず、シャツについたマスカラを軽く見下ろしたあと、穏やかな口調で「大丈夫ですよ。ケガしなくてよかったです」と言ったそう。 説明する男性さらに男性は、少し間を置いてから「でも本当に危ないので……。もし揺れた時、あなたの目に当たったら大変ですから」と柔らかく続けました。 それは、叱りつけるわけでもなく相手を見下すわけでもない。それでいて“公共の場での危険行為だった”ということだけは、しっかり伝わる言い方だったそう。 「その言い方がすごく穏やかだったので、声を荒げたりするよりも逆に車内の人たちに響いた気がします」 女性もさすがにバツが悪くなったのか、みるみる頬を赤くし、慌ててビューラーやマスカラを化粧ポーチにしまい始めました。そして、さっきまで“周りなんて関係ない”という太々しい雰囲気だったのが嘘のように、小さく縮こまってしまいました。

ちゃんとした大人を見た帰り道

もし男性が感情的に怒鳴っていたら、女性も反発していたかもしれません。ですが、落ち着いた言葉で静かに諭されたことで、自分の非常識さを余計に痛感したのでしょう。 「揉めごとにならない言い方に、“ちゃんとした大人の注意”ってこういうことなんだなと感じました。見習いたいなって思いましたね」 そして佳純さんは、マスカラのシミを気にせず颯爽と電車を降りて行く男性の後ろ姿を見送りました。 「あの男性、きっと普段からすごく落ち着いた人なんだろうな……。あ、もしかしたら女兄弟に囲まれて育ったのかも? そして絶対に素敵な彼女か奥さんがいるだろうな、なんて勝手に妄想までしちゃいましたね」と微笑む佳純さんなのでした。 【他のエピソードを読む】⇒「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ 【あなたの体験談を募集しています!】⇒心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック <文・イラスト/鈴木詩子>
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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