
「2026年夏休み 人気国TOP10(構成比)」※構成比差=今年の構成比 − 前年の構成比(プラスは前年差でシェア拡大を示します)。 ※構成比は四捨五入して表示しているため、構成比差と一致しない場合があります。 ※構成比は予約人数に対する割合です。
まず第1位(36.2%)は、不動の人気を誇る韓国です。
旅行アプリ「NEWT」は比較的若い世代の利用者が多いこともあり、韓国人気の高さが際立っています。東大門や明洞エリアのホテルが定番で、平均旅行日数は3.3日。2泊3日の短期旅行が主流となっています。
また、おトクなセール商品が定期的に登場することも人気の理由の一つ。フライト時間が短く、週末や連休でも気軽に楽しめることから、「安・近・短」を重視する旅行者に支持されています。
美容やグルメ、ショッピング、カフェ巡りなど、限られた日程でも満足度の高い体験ができる点を考えると、やはり、韓国は強い。納得の1位です。
ただし、韓国の人気は依然として高いものの、全体に占める割合はやや下降傾向。 他エリアにも需要が分散しはじめている様子がうかがえます。
第2位(20.2%)は台湾です。
台湾も韓国と同様に、比較的短期間かつ手頃な予算で楽しめる渡航先として人気を集めています。占いやお茶体験、台湾式シャンプーといった現地ならではの体験が豊富で、「モノ消費」よりも「コト消費」を重視する旅行者のニーズとも相性が良いようです。
さらにランキングを見ると、第4位(5.7%)にはフィリピン、第5位(5.1%)にはタイがランクインしています。フィリピンはセブ島への直行便の利便性が高く、タイはバンコクとプーケットという二大人気エリアが安定した需要を支えています。
このように上位には、東アジア・東南アジアの近距離エリアが並びました。旅行代金の高騰が続くなかでも、移動時間や費用を抑えながら海外旅行を楽しみたいというニーズの強さが見て取れます。
その一方で、「ごほうび旅行」需要の存在も見逃せません。
第7位(4.3%)にはハワイがランクインしています。ハワイの平均旅行代金は1人あたり27万738円。2026年夏休み全体の平均旅行代金である12万3013円と比べると、2倍以上の費用をかけていることになります。
平均旅行日数は6.0日間。4泊6日以上の日程で滞在する人が多く、夏休みならではの家族旅行や特別な記念旅行として選ばれているようです。
旅行代金が上昇しているからといって、すべての人が節約志向になっているわけではありません。「日常の延長として気軽に海外を楽しむ近距離旅行」と、「一生の思い出になる特別な体験にお金をかける遠距離旅行」。2026年の夏休みは、その二つの価値観が共存するシーズンになっていると言えそうです。

「2026年夏休み ベトナムの人気エリア」
ランキングの中で、もっともシェアを拡大した目的地は3位(7.6%)の「ベトナム」です。
ベトナムは前年からシェアを3.6ポイント伸ばし、韓国、台湾に次ぐ第3位にランクインしました。2026年夏休みの海外旅行トレンドを語るうえで、外せない存在と言えるでしょう。
その人気をけん引しているのが、中部リゾート都市のダナンです。
旅行アプリ「NEWT」の予約データを見ると、ベトナム旅行者のうち実に57%がダナンを選択。前年と比べて16.1ポイント増加しており、まさに「ダナンブーム」と呼べる状況になっています。
ダナン人気の理由は、リゾートとしての満足度と利便性の高さを両立していることにあります。
ベトナム航空の直行便を利用すれば、成田や関西国際空港から乗り換えなし。さらにダナン国際空港からホテルが集まるエリアまでは車で10〜15分ほど。到着後すぐにリゾート気分を味わえる手軽さがあります。
現地での移動のしやすさも魅力です。ベトナムでは配車アプリが広く普及しており、事前にアプリへクレジットカードを登録しておけば、言葉が通じなくてもスムーズに移動できます。料金が事前に表示されるため、海外旅行に慣れていない人でも安心です。
さらに、ダナンから世界遺産の街ホイアンまでは車で1時間ほど。Grabを利用しても片道約2500円程度でアクセスでき、ビーチリゾートと歴史ある街並みの両方を楽しめます。
実際に私もダナンを訪れたことがありますが、その利便性とミーケビーチの開放感。ハワイのようなリゾート感と、利便性、そしてコスパの良さ。そのバランスが絶妙で、本当に満足感の高い旅ができました。
「リゾートでゆっくりしたい」「でも予算はできるだけ抑えたい」。そんな今の旅行者のニーズに、ダナンは見事に応えているのかもしれません。