
こうした状況を見て、愛理さんの息子はグループの通知をオフにすることを決めたといいます。
「息子に状況を聞くと、夜も自室にスマートフォンを持ち込んで自由に使っている子がいて、そういう子たちが夜遅くまでグループ内でやり取りをしているそうです。
わが家では子どもがスマートフォンを使える時間を決めており、夜は自由に触れません。グループができてからは毎晩通知が鳴りやまない状態だったので、息子と相談をして通知をオフにし、必要のないやり取りには参加しないと約束をしました」

息子との約束の際には、スマートフォンを使う上でとくに気をつけてほしいことも一緒に話したそう。
「『LINEの向こうにいるのは友だちだけじゃないよ。あなたはまだ小学生だから、親が見ている場合があることも忘れないでね』と伝えました。画面越しになると、普段なら使わないような乱暴な言葉も簡単に送れてしまいます。だからこそ、『だれが見ているかわからない』という認識をもってほしかったのです」
今回の問題は保護者の間でも話題になっため、学校にも相談をしたといいます。
「学校からは『スマートフォンの使い方だけではなく、家庭でもスマートフォンを管理するように保護者へ呼びかけていきます』と回答がありました」
学校では子どもたちのLINEを監視することはできません。だからこそ、スマートフォンを持たせる以上、各家庭でルールを決め、子ども任せにしないことが重要です。スマートフォンを持たせること自体が問題なのではありません。大人と同じコミュニケーションツールを使い始めた子どもたちに、安全な使い方や危険性を伝える機会を家庭でももつことが重要なのです。
高学年になると、「もう子どもではない」と思いがちですが、判断力はまだ発達途中。だからこそ、定期的にスマートフォンの使い方を親子で話し合い、「困った場合は相談すること」と伝えられる関係を築くことが、これからますます大切になるでしょう。
<取材・文/鈴木風香>
鈴木風香
フリーライター・記者。ファッション・美容の専門学校を卒業後、アパレル企業にて勤務。息子2人の出産を経てライターとして活動を開始。ママ目線での情報をお届け。Instagram:
@yuyz.mama