
※画像生成にAIを使用しています
約束の翌日、アキナさんが義実家の食卓に用意したのは「しゃぶしゃぶ」でした。
「しゃぶしゃぶにはすごく上質なお肉を使いました。もちろん野菜やタレも、良いものを買わせていただきました」
せっかくなので皆で食べようと、アキナさん夫婦も義実家で夕食を囲むことに。すると、並べられた料理を見たサトシさんが不安そうな声をあげました。「ちょっと…、この肉高いんじゃない…?」と。
「実は夫は本当にケチで、浪費が大嫌いなんです。『こんなに高いもの買わないでよ』と声をひそめて言うサトシに、『お義母さまもお義父さまもお年なんだから、いいものを食べさせないとだめよ』と当然のごとく反論しました」
その後も2〜3回、アキナさんはそのような“上質な夕ご飯作り”を繰り返しました。
「油やスパイスも上質なものにこだわって作ったんです。高級な食材をじゃんじゃん買って作るのは、ストレス発散にもなって楽しかったですね」
購入した食材のレシートは、あえてサトシさんが目にするところに置いておきました。
「レシートを見るたび、サトシがどんどん焦っていくのがわかりました」
「え〜?これ買う必要あった?」とか「うわ!こんな高い果物いらないって!」とぼやくサトシさんを、アキナさんは「お義母さまたちに変なものを出せないわよ」の一点張りで上手にスルーし続けました。
そしてついにある日、耐えきれなくなったサトシさんの方から音を上げました。
「お母さん、家事とかサボると早くボケるらしいよ!認知症の予防のためにも自分でご飯作った方がいいって!アキナも働いていて忙しいんだよ。こっちのことも考えてよ!」
「義母は基本的に、かわいい一人息子である夫の言うことには敏感で、素直なんですよね」
「…そうねえ。認知症になるのは困るわね!アキナさん、忙しいのに頼んでごめんなさいね」と、サトシさんからの鶴の一声に、義母はあっさりと自分で家事をするようになったのだとか。
アキナさんの思惑通り、作戦は大成功。「俺の方が稼いでるんだから」とモラハラ気味だった夫の鼻をへし折り、義母の干渉も防ぐという見事な一石二鳥の結末となりました。
結婚前の約束を忘れ、妻を家政婦扱いしようとする夫には、言葉で抗議するより「お財布へのダメージ」でわからせるのが一番効果的だったのかもしれません。
【他のエピソードを読む】⇒
「実録!私の人生、泣き笑い」の一覧へ
【あなたの体験談を募集しています!】⇒
心がほっこりした「ちょっといい話」、ありえない!「びっくりした話」「ムカついた話」、人生最悪の恋愛を募集中!(採用時に謝礼あり)ご応募はここをクリック
<文/女子SPA編集部>