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『ラストノート』『君の好きは無敵』など“年上女×年下男”ドラマ急増の理由。若者と大人世代を取り込む戦略

年齢差から生まれるドラマチックな「枷」

「枷」とはわかりやすく言えば、困難や障壁。これを乗り越えようとすることでドラマが生まれます。
『きみはペット』

画像:『きみはペット』(2017年版)公式サイトより

年上女性×年下男性の組み合わせは、気の持ちようで簡単に乗り越えられるものであるものの、潜在的な偏見や昔ながらの価値観がいまだ根強い今だからこそドラマチックなフックになり、ストーリーへの期待値をあげるもの。 昔はおさな妻ものや、高校教師と女生徒の組み合わせのドラマ、つまり男が年上で女性が10歳以上年下のドラマも数多くありました。しかし、コンプライアンス遵守の今の時代、批判の的となってしまう可能性が高い。そこで逆転させた“年上女性×年下男性”の歳の差男女コンビという選択肢が選ばれるのでしょう。

推し活文化にマッチする、ベテラン女優への安心感

また、“年上女性×年下男性”の歳の差ものはキャスティング面でのメリットも。前述のとおり、今期はM!LK、timelesz、JO1の3人が年の差ドラマの相手役を務めます。 昨今の推し活文化もあいまって、STARTO ENTERTAINMENT系、EBIDAN含むスターダスト系、LDH系など多くのファンを獲得している群雄割拠のボーイズグループ。ライブ活動だけでなく、ドラマやバラエティなどでもメンバーを目にする機会が増えてきました。 なかでも俳優として出演頻度が高いのが、BLドラマです。例えば、EBIDANのグループ“原因は自分にある。”は、8月スタートのドラマ『ちょっと待とうよ、春虎くん』(MBS系)にて桜木雅哉さんが中川翼さんとW主演することにより、メンバー全員がBLドラマ主演経験者だと話題になりました。
BLドラマは主演も相手役も男性であることからファンが安心して見られるため、若手男性俳優の登竜門的なジャンルになっています。ですが、BLドラマはどうしても放送が深夜帯や地方局制作、視聴者もニッチな層に限られ、多くの人には届きづらい側面があります。 そこで、取られるのが“年上女性との恋愛もの”という手段。相手が年齢の離れた大物女優であれば、ファンにとっては熱愛の心配が減る安心材料となります。さらに、BLより大衆に向けたアピールもできて成立しやすい。一般層にもリーチしながら、恋愛ドラマとしても魅力あるものになるのでしょう。
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有名放送作家「45歳以上に青春や人生の興奮を」
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