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月間7000万PVの漫画家・まめきちまめこ。人気作のアイデアは「3日ゴロゴロする暇な時間」から生まれる

「なんも浮かばねえよ」から物語が生まれる瞬間

――一つのお話が完成するまで、どれくらいかかるのでしょうか。 まめきち:描くだけなら、だいたい3日です。1日から1日半で、ラフとペン入れをしてます。人間の骨格を描くのが苦手なので、人間のポーズを描くのに一番時間がかかりますね。着色は1日かかるんですけど、塗るだけなので楽だし、ストレスは全然ないです。  でも、描き始める前に「なんも浮かばねえよ」って言ってゴロゴロしてる時間が3日くらいあるので、合計すると1週間くらいかかってるかもしれないです。 ――色使いがとても可愛いのですが、どうやって配色しているのですか? まめきち:私は思いつくままに突然塗り始めるので、後から「この色、何だか違ったかも」と思うことがあるんです。でも、途中で変えられないからツラいです。  そういう時、「最初にちゃんと考えとかないとダメなんだな」と思いましたね。きっと、みんな「この色が可愛いから、他はこの色とこの色で塗ったほうがいい」って始めから設定しているんだろうなって。でも、精神的にケチなので、そういうのはやりたくないんです。画材にもケチすぎるので、飛鳥新社さんに本の宣伝の色紙を依頼された時は、「コピック(カラーマーカー)を支給してください」と頼みました。「私のコピックを消費するな!」って(笑)。 ――そんなまめこさんが、『メロとタビ』を描くモチベーションは何ですか? まめきち:メロが、たまに「なんやコイツ」って言いたくなるような表情をするんです。「今の顔めちゃくちゃ腹立つ(笑)」って私一人で喜んでるんですけど。その表情を絵で表現できて、読んだ人が反応してコメントしてくれてたりすると、「伝わった!」と感じるので嬉しいです。面白いと感じたことを描いて投稿して、反応があって、それが楽しいというのがモチベーションですかね。 <取材・文/都田ミツコ>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。
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