1位シンガポール「外に出なくても楽しめる」暑さ対策

人気観光スポット「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」にある巨大ドーム「クラウド・フォレスト」
それでは、上位の旅行先では、暑い夏をどのように過ごしているのでしょうか。
まずは1位のシンガポールです。シンガポールは常夏の気候で、一年のうちの暑さとの付き合いが長い国。だからこそ、暑い日でも快適に過ごせる環境が街の中にしっかりと整っています。
シンガポールを訪れて驚くのが、「外に出なくても一日遊べる」こと。大型の商業施設や観光スポットが充実しているだけでなく、地下道や連絡通路も整備されていて、暑い屋外をなるべく歩かずに移動できるようになっているんです。
その代表格が、人気観光スポット「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」にある巨大ドーム「クラウド・フォレスト」。館内には巨大な滝が流れ、ひんやりとした空間の中で熱帯植物を楽しむことができます。
さらに、空港直結の大型複合施設「ジュエル・チャンギ・エアポート」にあるのは、世界最大級の屋内人工滝「HSBCレイン・ボルテックス」。空港に到着してから、ショッピングやグルメも楽しみながら、暑い屋外にほとんど出ることなく観光をスタートできます。
国土が決して広くないシンガポールだからこそ、こうした「暑くても快適に過ごせる施設」がコンパクトに集まっているのも魅力のひとつ。
「暑いからこそ、暑い場所へ行かない」のではなく、「暑い場所でも快適に楽しめる」。そんなシンガポールの環境が、今年の夏の人気を押し上げているのかもしれません。
2位ダナン。ビーチも高原も楽しめる「いいとこ取り」

ベトナムにて
続いて2位は、ベトナムのダナンです。
ダナンの魅力は、なんといってもアクセスのよさ。空港からビーチリゾートエリアまでは、配車アプリ「Grab(グラブ)」を利用すれば10~15分ほど。到着してすぐにリゾート気分を味わえるのは、暑い夏の旅行ではうれしいポイントです。
そしてダナンには、もうひとつ大きな魅力があります。それが、少し足を延ばした先にある高原リゾート「バーナーヒルズ」。
標高約1500mに位置するバーナーヒルズは、ダナンの市街地とは気温が大きく異なり、夏のこの季節でも日中の平均気温が17度から20度。夏でも比較的涼しく過ごせます。実際私が訪れた時は、ビーチでは海水浴が楽しめるのに、バーナーヒルズでは寒いくらいで驚きました。
なかでも有名なのが、巨大な石の手が橋を支えるように見える「ゴールデン・ブリッジ」。通称「神の手」とも呼ばれ、SNS映えするスポットとしても人気を集めています。

ダナンは、暑い夏らしくビーチリゾートを楽しみながら、少し足を延ばせば高原で涼しさも味わえる場所。
「夏を楽しみたいけれど、暑すぎるのはちょっと……」という人にとって、リゾートと避暑の両方を欲張れる、まさに“いいとこ取り”の旅先なのです。