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「叱ると学校に来なくなる子も…」元小学校教員が明かす、令和の教室で“きびしい指導”が難しい実情

コロナ禍の授業動画から始まった、教員YouTuberの道のり

2025年度の卒業アルバム写真

2025年度の卒業アルバム写真

――そもそも、ささTさんがYouTubeを始めたきっかけは何だったのでしょうか。 ささT:2020年にコロナ禍で学校の授業を受けられなくなった時期に、「YouTubeで授業の動画を発信したら、自分が受け持っていない子どもたちや、不登校の子たちなど、いろいろな子のためになるんじゃないか」と思って始めました。 学校に許可を取って、国語、算数、理科、社会を中心に、6年間で1000本以上の授業動画を投稿しました。平日は学校があるので、土日に撮影と編集をしていました。公務員は副業ができないので、当時は収益化はしていませんでした。 当初は、あまり再生数は伸びなかったのですが、不登校のお子さんの保護者の方からの「すごくためになります」という声や、現役の先生方からの「授業の参考にしています」という声があり、少しずつ役に立っているのかなと思えるようになっていきました。 ――今年3月に、16年間務められた神奈川県の教諭を退職したのは、なぜだったのですか? ささT:YouTubeを始めて4〜5年経った頃、登録者数が1万人を超えたんです。「動画のおかげで、テストで点が取れるようになりました」という声を聞いて、一教員として担任している子どもたちだけではなく、もっと多くの子どもたちのためにできることがあるんじゃないかと考えるようになりました。 私は子どもたちに幸せにしてもらってきたので、全国の子どもたちや、保護者、先生たちに、教育について伝えていくことで、子どもたちの幸せに繋がっていくんじゃないかと思ったんです。 そして、今年の4月に退職を決意して、子どもたちに辞めることを伝え「先生が挑戦している姿を見て、みんなもいろいろなことに挑戦してほしい」という想いを込めて離任式では「先生は登録者数100万人を目指します!」と宣言しました。 退職した時点での登録者数は1万5000人ほどだったのですが、退職後に投稿した「教員の1日」などのショート動画が話題になりました。現在は、YouTube以外にも、勉強ライブをしたり、小学校で出前授業をしたり、オンラインサロンで教育について語り合ったり、相談を受けたり、要望があれば家庭教師にも行ったりしています。 <取材・文/都田ミツコ>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。
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