タイ・ベトナムの予約が急増!「行きたかった人」が動き出した?

燃油サーチャージの値下げによって、目的地選びの傾向にも変化が出ています。
旅行アプリ「NEWT」の直近の海外旅行の予約状況を見てみると、タイは8月の週平均と比べて、9月に入ってからの予約人数がなんと60.7%も増加。続いて、ベトナムも38%増、さらに香港が25.7%、台湾が16.4%増と続いています。
なぜ、タイやベトナムがここまで人気になっているのでしょうか?
その理由のひとつといえそうなのが、燃油サーチャージの下げ幅の大きさです。
航空会社の燃油サーチャージの平均値で見ると、ベトナムは、ダナン線がひとり往復で約1万1100円、ホーチミン線が往復約9600円、ハノイ線が往復約8000円。タイ・バンコク線も、往復約1万円の値下げとなっています。
2025年の同じ時期と比べても、このふたつのエリアはグッと伸びています。ベトナムはほぼ倍、タイに至ってはなんと3倍です。
燃油サーチャージの値下げ幅が大きいタイやベトナムで、予約の伸びも大きい。そんな傾向が、はっきりと見えてきています。
これまで「海外に行きたいけれど、ちょっと高いから……」と諦めていた方たちが、燃油サーチャージの値下げをきっかけに、少しずつ動き出しているのかなと感じています。
さらにここに来て、海外旅行にとって、もうひとつの追い風が吹いています。
それが、直近の円高傾向です。
ドル円は一時160円を超えていましたが、このコラムを書いている時点では154円台まで円高が進んでいます。
円高になれば、当然、海外旅行中にかかる費用にも影響します。現地のホテル宿泊費、レストラン代、食事代、カフェ代など、滞在費が割安になる。
さらに、現地のツアーなども、予約時の為替相場を反映してツアー代金が反映されるため、同じ商品でも、価格が変わってきます。
今は、海外旅行を検討する人にとって、少し状況が良くなってきているタイミングと言えそうです。
ただし、為替は日々動いています。海外旅行を検討するに当たって、今後為替の動きというのも見守っていく必要がありそうです。