ゲイライターが「ゲイの恋活イベント」に参加してみたらイケメンだらけだった
どうもこんにちは、ゲイライターの渋谷アシルです。
もう間もなくクリスマスシーズン。人肌が恋しくなる季節です。そんな時期を前にすれば、パートナー探しに焦り出すのは、ストレートもゲイも同じ。
むしろ、出会いの場が限られているゲイの方が焦っちゃうかも。
そんななか、ゲイを対象にした恋活イベントが開催されると聞きつけて、こっそり参加してきました。
主催は以前にこちらの記事(http://joshi-spa.jp/83256)で紹介された「LGBTパートナーズ」さん。ゲイの恋活イベントとは、果たしてどのようなものなのか……。その実態をレポートいたします!
会場となったのは、東京・中野サンプラザにあるホールの一室。開始時間の15分前に到着したのですが、ぼくがまさかの一番乗り。「やる気満々だと思われたらイヤね……」と思いながらも受付を済ませ、席に案内されました。ちなみに、この日はテレビ取材が入っていたため、参加費は無料とのこと。
席についたら、まずは「ギルドカード」と呼ばれる、いわゆる「プロフィールシート」に自分の情報を記入して待つことに。氏名はニックネームでもOKだったり、HIV検査に関する項目があったりと、細部にゲイに対する配慮が見受けられます。
(ちなみに、HIV検査の領収書持参<3か月間有効・コピー可>でさらに1,000円割引なんだとか!)
なかでも特筆すべきは、「タチ」「ネコ」の記入欄があったこと。これ、ゲイにとってはかなり重要なんです。どんなにタイプでも、タチ同士・ネコ同士じゃ、いざセックスします!ってときに、どうしたって問題が生じてしまうんですよね。だから、事前にそれが明確になっているのは、出会いを求めるゲイとしてはうれしいところ。
しかも、1~10の数字で段階的に自身のポジションを表すことができるようになっているので、「タチよりのネコ」や「どちらもできるリバ」など、微妙なポジションも表現できちゃうんですね。
さて、そんなことに感心していたら、続々と参加者が集まってきました。この日の参加者は30人弱くらい。スタッフの方曰く、「今日はテレビ取材も入っているので、いつもより参加者は少なめですね」とのこと。いつもはネコの方が多いらしいのですが、この日はタチ・ネコほぼ同数。
全員集まったところで、早速イベントスタート!となる前に、「誓約書」への記入を促されます。これには「パーティーの盗撮・録音」や「パーティー終了後、他の参加者へのつきまとい」などを禁止する旨が記載されていて、イベントに参加するにはこれらへの同意が必要となります。ゲイであることを隠して生きている人にとっては、これらの誓約は「安心」につながりそう。
で、本当にイベントがスタート。まずは、事前に記入したプロフィールをもとに、一対一での自己紹介をします。時間は一人あたり3分間なので、若干慌ただしい……。全員と話し終える頃には、ちょっと気疲れしてしまいました。
ひと通りの人と話してみた印象としては、「意外と若い人が多い」ということ。しかも、「イケメン」が多い!(個人的感想です)。若くてイケメンなんだから、いくらでもモテるでしょうに……、どうしてこのイベントに?
「アプリもやってるけど、真面目な出会いはなくて」(20代前半)
「アプリは手軽だけど、結局あとにつながらないんです」(10代後半)
なるほど、確かにね。一応説明しておくと、ここでいう「アプリ」とは、「ゲイ専用の出会い系アプリ」のこと。
最近のゲイの出会いのカタチとしては、こういったゲイ専用のアプリを通じて仲良くなった人と実際に会ってみる……というのがスタンダードなのですが、手軽に知り合える分、関係が長続きしないのも事実なんです。
ぼくの友人は、「アプリで出会った人とは、もって3か月。結局、インスタントな出会いなのよね」と嘆いていました。
「最近、転勤でこっちに来たばかりで、友達ができたらいいなと思って」(30代前半)
また、こんな方もいました。この方、新宿二丁目のノリが苦手らしく、あまりゲイシーンに出ないそう。となると、ゲイ友をつくるチャンスも限られる。この方だけでなく、「友達づくり」を目的に参加している人は少なくなかったです。そこで、「もしいい人がいれば、その先も」とのこと。みなさん、あまりガツガツしていないのが好印象です。
さて、自己紹介が終わったらフリータイムです。
⇒【後編】に続く http://joshi-spa.jp/148985
<TEXT/渋谷アシル PHOTO/ Ivonne Wierink>
【渋谷アシル プロフィール】
昼間は会社員の仮面をかぶった、謎のゲイライター。これまでお付き合いしてきたオトコをネタに原稿を執筆する、陰険な性格がチャームポイント。オトコに振り回される世の女性のために、ひとり勝手にPCに向かう毎日。
「タチ・ネコ」「HIV検査の有無」を明記
「ゲイ友」としての出会いの場にも
渋谷アシル
昼間は会社員の仮面をかぶった、謎のゲイライター。これまでお付き合いしてきたオトコをネタに原稿を執筆する、陰険な性格がチャームポイント。オトコに振り回される世の女性のために、ひとり勝手にPCに向かう毎日。