FPが教える“貯まる財布術”…財布は新春に新調するといい
初春のお慶びを申し上げます。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢です。
新しい年がスタートして心機一転という方も多いかもしれません。実はちょうど今の季節、お財布を新調するとお金が貯まりやすいといういわれがあります。
春=張ると音が同じであるということで春に購入するお財布はお金がたまりやすいと言われています。購入時期は【12月20日~立春(今年は2月4日)】と【1月~3月の節句まで】という2説があります。
私自身も高校生の頃、お正月明けに母に聞かされて春財布という存在を知りました。そこからなんとなく、お財布の買い換えは春と呼べる時季の間にと意識をしています。
さて、この春財布、購入時期以外にもお金を貯めるための使い方があります。
春(張る)財布とはいえ、レシートなどでパンパンにしてしまうことは禁物です。お財布に入っているお札の枚数もわかりにくくなり、支払いや管理が雑になってしまうからです。またクレジットカードやポイントカードもできるだけ枚数を減らすとすっきりします。
ポイントカードが沢山ある方はポイントカード用のケースに入れてお財布とは別で管理をするのも1つの方法です。お金以外のものは少なくしておくことで残高の管理がしやすくなります。
また、お札を1万円、5千円、千円と種類別で並べておくことも重要です。種類別に並べておけば「1万円札が2枚、5千円札が1枚、千円札が3枚だったからお財布には2.8万円強が入っているな」とお札の画像のイメージで確認することができます。
お札に印刷されている顔の向きもそろえて入れておくと、なお数えやすいでしょう。
他にも、
・新調したお財布にまとまったお金を入れて一晩寝かせる
・できるだけ新札をそろえる
・お札を折らずにすむ長財布がよい
・カラーは黄色が良い
といったお財布にまつわる金運アップの習慣はたくさんあります。
こうした習慣が金運をアップさせるのは「お金に関心を寄せ、大切に使えるよう心配りをするから」という点が大きな要因といえます。共感でき、楽しんで試せそうな習慣から取り入れてみると良いですね。
<TEXT/ファイナンシャルプランナー・ 風呂内亜矢>
【風呂内 亜矢(ふろうち・あや)】
ファイナンシャルプランナー。CFPR認定者、宅地建物取引主任者。
1978年生まれ。岡山出身。
IT企業に勤めていた26歳のとき、貯金80万円で自宅用としてマンションを衝動買いしたものの、物件価格以外にも費用がかかることを知り、あわててお金の勉強と貯金を始める。現在は自宅を含め夫婦で4つの物件を保有し、賃料収入を得ている。テレビ、ラジオ、雑誌、新聞などで「お金に関する情報」を精力的に発信している。
著書に『貯金80万円、独身の私にもできた!自宅マンションを買って「お金の不安」に備える方法』(日本実業出版社)がある。
公式サイト:http://www.furouchi.com/
公式ツイッター:@furouchiaya
春財布=張る財布
レシートで張らせてはいけない
お札の種類と向きをそろえる
風呂内亜矢
(ふろうち・あや)ファイナンシャルプランナー。CFP認定者、宅地建物取引士。26歳でマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強を始める。現在はテレビ、ラジオ、雑誌等でお金に関する情報を発信している。近著は『最新版 届け出だけでもらえるお金 戻ってくるお金』(監修)、『超ど素人がはじめる資産運用』