辻希美、東尾理子、スザンヌ…炎上ママタレの共通点
「子どもと一緒におでかけしました」「子どもに料理つくりました」――。一見、他愛ない子育てのワンシーンをブログに書いただけにもかかわらず、ネット住民(主に女性)から激しい批判を浴び、大炎上してしまう炎上ママタレたち。辻希美、東尾理子、スザンヌといった炎上ママタレの常連たちは「もはや戦略なのでは?」と疑ってしまうほど頻繁にブログが炎上している。
【炎上例】
「発熱して病院でぐったりした子どもの写メを撮影」
「病み上がりの子どもを親の都合で外に連れ回す」
「生後間もないうちからベビーカーで外食しまくり」
「流産しかけ(もしくは流産直後)にもかかわらず、旅行に出かける」
「離乳食がおにぎり」
愛する我が子のため、自分の生活を犠牲にして子育てしているママさんたち。そんなママさんからすれば「あり得ない」と思う行動を、ママタレがブログにアップすると、ソッコーで炎上してしまう。
「子育ての仕方は人それぞれとはいえ、常識的には考えられない行動をしてしまうのが、炎上ママタレたちですね。また、“鬼女”たちがコメントを加えていくと、子どもたちの表情がしかめっ面だったり、と不幸せに見えてくるのも面白いところです」(Aさん)
【炎上例】
「明らかにプロが作った料理を“手料理”と記載」
「家事手伝い&シッターに子どもを任せてお出かけ三昧」
「実家の両親に依存しすぎ」
「子守り中のマネジャーなどが登場する頻度が高い」
子育てを一人でこなすことなどできない。両親の助けを借りるのは、この共働き時代当然だろう。だが、それも度を過ぎると炎上してしまう。
「特に、さも自分一人でやっているかのような偽装(炎上ママタレたちは認めませんが)がバレると大炎上します。昨今の“鬼女”は嫌いなママタレほど入念にブログをチェックしていますので、ウソをつくとすぐバレてしまいます」(Aさん)
【炎上例】
「育児が楽しければ専業主婦になる宣言したのに、仕事三昧」
「育児ネタはブログにしません宣言したのに、子どもを顔出し」
「ベビーマッサージの資格を取得すると宣言したのに、取得していない」
「育児を舐めた態度に見えてしまえば、炎上ですね。
特に、ママタレというのは子育てをビジネスにしている側面があるとはいえ、ビジネスにしていることをいかに上手く隠すかがカギになるわけです。炎上ママタレたちはそれらが下手クソ。
初志貫徹もできず、結局、『仕事がしたいのね』『世の中のママさんが普通にやっていることで金儲けするな!』という印象を与えてしまう。もうそうなると、炎上から抜け出すことはできません」(Aさん)
出産・子育てした経験を武器にイメージ戦略を図るママタレたち。目を皿のようにしてそれを監視しているママ読者たち。
本当に辛い経験をしている世のママさんたちに受け入られるのは、相当な努力と細心の注意が必要なのかもしれない。
<取材・文/女子SPA!編集部 photo by george ruiz via flickr>
「出産、子育てという女性にとって幸せでありつつも、辛く厳しいものを、ママタレたちは楽しそうにやっている……そのことに対する妬みが根底にあると思います。それがテキトーに見えてしまうブログは炎上しがちですね」
そう語るのは、ママタレのブログ炎上に詳しい炎上ウォッチャーのAさん。そこで、Aさんに炎上ママタレを類型化してもらった。