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女性を採点する「悪質モテ男子」の見抜き方

 評論家で「オタキング」こと、岡田斗司夫氏のものと思われる愛人リストが流出して話題になっているようです。リストには女性を年齢差、童顔度、巨乳度、処女度、美少女度、床上手、便利度などの評価項目をA+からCまで採点していたとのこと。さらには『「若い子は騙して抱いて、終わったら捨てろ」というのが僕の中の法則』というような卑劣極まりないコメントまで載っていました。実際の愛人関係についてご本人は否定してはいるものの、「あれは妄想で書いたもの」と発言していることから、自分で書いたことは認めているようです。

 このように、モテ男子か非モテ男子かに限らず、女性を序列化する男性はかなり多く存在します。「Aはかわいい! 85点くらいかな。」「Bは35点っしょ」、または「中の下」「上の下」というように、女性に優劣を付けて序列化するのです。ひどいケースではすれ違いざまに女性に聞こえるような声で会話する人も。本当に許しがたい行為です。

 序列化をしようという発想が出てくるのは、ミソジニー(女性嫌悪)を抱えていて、自分が採点する側という上位に立ちたい願望が潜在意識としてあるからです。女性を自分の自己承認欲求や支配欲求を満たす道具にしか思っていないことの現れです。モテ男子であれば、女性が好きなのではなく、嫌いな女性を支配・復讐している自分が好きなだけ。非モテ男子であれば、自分の非モテをごまかして復讐しているだけ。

 確かにコミュニケーション能力の低い草食系男子の増加によって、恋愛対象になる男性の割合が近年減少傾向にあることを考えれば、当然一部のモテ男子に人気が集中する傾向が強まるのではないかという予測が立ちます。ですが、現状はそうはなっていない。結局、このようにモテ男子の多くが、真摯さを欠いた「悪質モテ男子」だからだと思うのです。私が男性だからこそ常に実感しているのですが、モテながらもおごらず対等に接し、序列化もせず、縁のある女性に対して愛情を持って接する姿勢を崩さない、そんな度量・器量のある「良質モテ男子」は本当に希少種です。

 女性と複数関係を持っているモテ男子が社会的に公認されている典型例といえばイスラム国家ですよね。ただ、序列化する日本男子よりイスラム男子ほうが100億倍マシのように思ってしまいます。というのも、原則的には妻たちの間の差別を禁じており、差をつけることは許されていません。男性が平等に出来ない場合、複数の女性と結婚することは許さないのです。つまり、しっかりみんな愛さなくてはならない。

 日本は先進国かつ一夫一妻制であるにもかかわらず、新興国で一夫多妻を認めるイスラム国家と男女平等ランキングがさほど変わらないという事態(日本104位に対して、バングラデシュ68位、インドネシア97位、アラブ首長国連邦115位。2014年 世界経済フォーラム)になっています。その背景としては、悪質モテ男子が女性を差別的に扱っているというこの問題も影響しているのではないかと思ってしまいます。

 では、良質モテ男子と悪質モテ男子はどうやって見分ければ良いのでしょうか?仮面を被っているのでかなり難しいと思うのですが、前回の記事(http://joshi-spa.jp/182279)も示したように、どれだけ人の魅力を知っているかはポイントの一つです。「どのようなところに魅力を感じるか?」と質問して、人間的評価基準をどれだけたくさん持っているか、「女の魅力」以上に「人の魅力」を見ている人か、をチェックするのです。もう一つは犯罪者集団に犯罪者のフリをして潜入捜査する警察のごとく、こちら側からあえて女性の点数付けの話題を出してみる。乗ってきたらアウト、興味無さそうならセーフです。自分でやるとリスクもあるので、共通の知り合いなどに話を振ってもらうのも良いかもしれません。是非試してみてください。

勝部元気氏

大好きな「つるとんたん」です。痩せてますがちゃんと2~3玉食べるんですよ(勝部)

⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】

【勝部元気氏】
コラムニスト。ジェンダー論、現代社会論、コミュニケーションを切り口にした男女関係論が専門。男性でありながら子宮頸がんワクチンを接種。『勝部元気のラブフェミ論』(http://ameblo.jp/ktb-genki/

勝部元気
1983年東京都生まれ。早稲田大学社会科学部卒。コラムニスト・社会起業家。専門はジェンダー論、現代社会論、コミュニケーション論、教育論等。他にも幅広い知識習得に努めており、所持資格数は66個にのぼる(2015年6月現在)。雑誌・TV・web等でコメンテーター活動をしている他、働く女性の健康管理を支援するコンサルティング会社(株式会社リプロエージェント)の代表取締役CEOを務めるなど、各種ソーシャルビジネスに携わっている。ブログ(http://katsube-genki.com/blog/)は、男性なのに子宮頸がん予防ワクチンを打ったレポートが話題となった。twitterは@KTB_genki 。初の著書『恋愛氷河期』(小社刊)は発売中
恋愛氷河期

著者は、ナンパ禁止論や反・不倫論で話題を呼んでいるコラムニスト。男性から、かつ若手からの立場で、女性に厳しい社会に真っ向からダメ出しをする。




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