秘宝館じゃないよ!! 子宝とネコに恵まれる!? 和歌山の珍パワースポット
和歌山・南紀白浜の動物園に双子のパンダを見に行った女子SPA!の記者が、そこからそう遠くない場所に、興味深い神社と美術館があるのを発見しました。それは、歓喜神社と白浜美術館。
ネットの情報によると、歓喜神社には男女の陰部が祀られており、神社に併設された白浜美術館には男神と女神が“合体”した仏像や神像が数多く展示されているというじゃないですか。
響きはまるで秘宝館。でも、神社に併設された秘宝館なんて聞いたことがない。これは、行くしかない! と思い、女一人、タクシーを飛ばして向かいました。
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平日の昼だからか、神社と美術館の敷地の前には人っ子一人いません。恐る恐る敷地の門をくぐると、奇妙な手型の椅子が……あれ?
椅子の向こうに、「帰れ」と言わんばかりに気難しい顔をしたネコが。何だかイヤな予感がする……と1歩後ずさりしはじめた時、神社および美術館の運営を行っているという、白浜観光協会の山田さんが、さらなる猫を引き連れて登場。
どうやら、以前から野良ネコの一家が住みついて、代々ここで暮らしているようです。さっき私を睨んだネコちゃんも、山田さんにはすっかり懐いている様子。
山田さんにここに来た理由を聞かれ、「変わった秘宝館があると聞いて……」と答えると、少しの沈黙の後、「ここの神社は約1300年前から神様を祀っている神聖な場所です。夫婦円満、子宝にご利益があるということで、多くの方々が訪れています。併設されている美術館も、万物の生命の根源である男女の歓喜び(よろこび)を称えたもので、秘宝館のような場所ではありません」と諭すように言われてしまいました。
す、すみません……思い切り秘宝館だと思っていました(汗)。反省し、改めて取材を依頼したところ、山田さんは神社と美術館を案内してくれるというので、まずは敷地の入り口すぐにある美術館に向かいました。
白浜美術館の中に入ると、インドやチベットの男神女神結合像(ヤブユム像、または歓喜仏とも言う)や、奇怪な姿をしたラマ教像などの密教秘仏がズラリと並んでいます。その総数、約150点。これほど“合体”した神様が一同に介す場所は他にないのではないでしょうか。
美術館の中をぐるりと一周すると、開いた扉の向こうに外廊下が見えました。「この廊下は神社へ通じているんです」と言う山田さんの後について、いよいよ、男女の陰部が祀られているという歓喜神社へ!
⇒【後編】「巨大なアレをさすると子宝が“必勝”成就!和歌山の歓喜神社がスゴかった」に続く http://joshi-spa.jp/222654
<TEXT/女子SPA!編集部>