巨大なアレをさすると子宝が必願成就!和歌山の歓喜神社がスゴかった
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外廊下は途中で参拝通路へと変わり、山に沿った階段を上りながら社殿を目指します。歩きながら、神社の成り立ちについて山田さんが教えてくれました。
今から約1300年以上前、この地に住む人たちが万物の根元である神様を白浜阪田山に祀(まつ)り、祭壇をつくっていたけれど、遠い昔に大津波によって地中に埋まってしまったそう。
それが昭和30年に考古学者によって発掘され、調査の結果、考古学的に貴重な、社殿形式になる直前のヒモロギ形式(神社や神棚ではない、自然の中にあるものを依り代にした祭壇)であると判明し、「阪田神社」として再び祀ることになったとのこと。
そして現在、この神社は「歓喜神社」と名を改めています。それは、この神社の祭神が「伊邪那岐命(イザナギノミコト)」と「伊邪那美命(イザナミノミコト)」であることに由来します。
この二神は、古事記に登場する、日本を産んだ男神と女神。彼らが合体し歓喜したことによって日本という国、そして私たちが誕生したことを敬う心から“歓喜”の名がつき、白浜美術館もこの思想に基づいて併設されたそう。
ヒモロギ形式の祭壇で神様の依り代となっていたのは、岩。この岩座には約1300年以上前から、陰(女性の陰部のかたち)と陽(男性の陰部のかたち)が刻みこまれているそうです。歓喜神社では現在、社殿を構えてそれを祀っています。左側が陽で、右側が陰。分かります?
さて、次はいよいよ、 噂に聞いていた巨大な男女の“陰陽”の像を拝むため、売店の前へ。おお、かなりの迫力!
この像は男女が互いに元気で子宝に恵まれることを願うもので、男性は女性のものを、女性は男性のものをさするとよいそう。像の横にある看板に、「子宝に恵まれない方は必願成就します」とあります。
看板でひとつ気になったのが、男性から女性への願い。男女互いに「いつも元気でありますように」と記されていますが、女性への願いにだけ「ひるねせず」とひと言よけいに入っています。なぜでしょう。
最後に、売店の中へ入ると、またもネコがお出迎え。寒い季節、売店は暖を求めるネコたちの避難所になっています。
▼売店でくつろぐネコたち
さて、売店はネコの避難所なだけでなく、歓喜神社のパワーが封入された御守や飴などのオリジナルグッズも販売しています。中でも注目はこの3品。
▼ムクムク御守(650円)。ヒモを引っ張ると男性のアレが上を向く、というお茶目なつくり。持ち歩いて自慢できます!
▼カラフル マラ キャンディー(500円)。見ての通りの、男性器をかたどったキャンディー。倦怠期のカップルは、相手の前でこれを舐めればいいかもしれませんね!
▼絵馬(550円)。独特なイラストが描かれた絵馬は、参拝者に人気。入口にもたくさんの絵馬が並んでいました。
売店の一角には、お礼参りに訪れた人々から寄せられた感謝の便りやメッセージが。ご利益がある証拠ですね。
秘宝館の一種だと思っていた歓喜神社と白浜美術館ですが、訪れてみたら、好きな人と結ばれる喜びに満ちた場所でした。最近ご無沙汰という人は、ぜひ彼氏や彼女を連れて行ってみては?
あと、ネコ好きにもおススメです!(帰りにネコがお見送りしてくれます)
<TEXT/女子SPA!編集部>