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ブレイク必至!女性がメロメロになる男装アイドル「風男塾」って?

 今、SKE48、乃木坂46、SUPERGiRLSなどの人気アイドルが“本気で好き!”と公言する“男性”アイドルがいる。それは、7人組の男装アイドルグループ「風男塾」。今年、ブレイク間近と言われる“彼ら”には、どんな魅力があるのか。 風男塾

実は、元腐女子アイドル

 風男塾は今年で活動7年目になるが、前身ユニット「中野腐女シスターズ」の活動を含めると9年目となる、言わば“ベテラン組”。メンバーは現在21歳から28歳と幅広く、中高生が所属するようなアイドルグループとは一線を画す。彼らのパフォーマンスにはその経験年数に裏付けされた高いクオリティがある。  初期からのメンバーである赤園虎次郎、青明寺浦正、緑川狂平は、結成前からティーンモデルやグラビアなどで活躍を重ねてきた正真正銘のアイドルたち。芸人・はなわのバラエティ番組から“ヲタクアイドルユニット”を作るという企画で集められ、そのコンセプトからもわかるように、ファッションヲタ(赤園)、プロレスヲタ(青明寺)、爬虫類・妖精ヲタ(緑川)などディープな個性派揃い。各自がソロで写真集をリリースするなど一人でもしっかりと活躍してきたメンバーだけに、そのビジュアル&スタイルはお墨付きだ。 ⇒【写真】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=233623
赤園虎次郎

赤園虎次郎

青明寺浦正

青明寺浦正

緑川狂平

緑川狂平

 そして、この初期メンバーに“中途採用組”(彼らの用語)として加わったのが、美しい顔立ちと圧倒的な歌唱力、そして誰からも愛される天性の魅力を持つ瀬斗光黄。
瀬斗光黄

瀬斗光黄

 しかし、時代はアイドル戦国時代。個性と美しいビジュアルを持ちあわせた彼女たちだったが、簡単に売れることはなかった。

番組の企画から生まれた男装が大人気に

 その後、番組の企画の一つとして男装グループになりきったのがファンに大ウケ。この反響を受け、活動を風男塾(ex腐男塾)に一本化することになった。かわいいアイドルを目指した彼女たちが男装アイドルとして活動するのはさまざまな苦労があったようだが、それでも、どんなかたちであれ、“歌とダンスで見ている人に元気を与えたい”という想いから活動を続けた彼らは、新たな男装カルチャーを生み出すこととなった。  そしてその後、さらなる“中途採用組”として、キレのあるダンスと芸人並みの立ち振る舞いが魅力の愛刃健水、上から目線の弟キャラ・雪村涼真、そして驚くほどの天然キャラと激しいダンスのギャップがファンにはたまらない仮屋世来音らが加わり、さらに活躍の勢いを増している。
愛刃健水

愛刃健水

雪村涼真

雪村涼真

仮屋世来音

仮屋世来音

男装アイドルの“女心”に女性はメロメロ

 男装アイドルとして振り切った彼らが武器とするのは、意外にも“女心”。女子ならではの観察眼で、ファンが彼氏に言ってほしいことを言ってあげるのだ。ライブ後に行われる握手会では、「髪型変えた?」「今日もかわいいね」などのサービストークが交わされる。  その効果はてきめんで、古参の男性ファンだけでなく、新たな女性のファンの心をがっちりと掴み、現在は8割が女性ファン。ライブ会場では黄色い声が飛び交う。彼らの素顔が女性だから異性スキャンダルがないというのも、女性ファンが安心してハマれるひとつの要因なのだろう。  その一方で、楽屋での即興コントの模様をSNSでアップするなど、ただのアイドルの枠に収まらない、飾らない、自由な姿も見せてくれるから、ファンは溜まらないようだ。 ⇒【YouTube】風男塾・メンバー同士でキスしてみた https://youtu.be/GsJTP0umd7Y

今年ブレイク必至!?

 そんな彼らの昨年からの活躍は目を見張るものがある。昨年秋に行われた日比谷野外大音楽堂でのライブは完売し、前作シングル『BE HERO』はオリコンシングルCD週間チャート初登場2位を獲得。さらに、激しいダンスと力強いロックサウンドの新曲『瞬間到来フューチャー』は、シングル発売前までにMVのYouTube再生数が早々に10万回を超えているというからスゴい。 ⇒【YouTube】風男塾 (Fudanjuku)/瞬間到来フューチャー http://youtu.be/Lrl71jhrdCQ  全国ツアーは年々規模を広げ、今年は全国21カ所31公演が開催。ライブチケットは売り切れが続出し、彼らを掲載した雑誌は売り上げを伸ばすなど、現在、確実に追い風が吹いている。  次回の後編では、彼らに新曲についてインタビュー! ⇒【後編】「『男装カルチャーを世界に広めたい』風男塾の野望」に続く http://joshi-spa.jp/233684 <TEXT/吉田可奈> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
吉田可奈
80年生まれ。CDショップのバイヤーを経て、出版社に入社、その後独立しフリーライターに。音楽雑誌やファッション雑誌などなどで執筆を手がける。23歳で結婚し娘と息子を授かるも、29歳で離婚。長男に発達障害、そして知的障害があることがわかる。著書『シングルマザー、家を買う』『うちの子、へん? 発達障害・知的障害の子と生きる』Twitter(@knysd1980
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新メンバー仮屋世来音を迎え、新たに7人体制となった風男塾の通算14枚目となるシングル。(C)RS

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