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美人こそ「婚活難民」になりやすい3つの落とし穴

 美人には婚活なんて必要ないんでしょ?

 世の独身女性からそんな声が聞こえてきそうです。記者もそう思っていたひとりだったのですが、にらさわあきこさんの著書『婚活難民』(光文社)で価値観を覆されました。

『婚活難民』は結婚を求め彷徨う12人の婚活女性の姿が描かれたルポタージュ。彼女たちは婚活によって幸せになれたのか――恋愛や結婚をテーマに500人以上の男女を取材してきたという著者が迫ります。

 登場するのは、別れた不倫相手と連絡を取り続ける30代や、年収の高い男性を求めて結婚相談所に入会した20代大学時代から20回ものお見合いを続ける40代など様々な婚活女性なのですが……これがみんな美人なんです。肩書きも受付嬢とか社長秘書とか元ボーカリストとか、いかにもモテそうな人ばかり。

焦らずにいるうち理想だけが高くなり……



花嫁 恵まれた容姿を持つにも関わらず悩み葛藤し、婚活難民となるのはなぜなのでしょうか? 著者である、にらさわあきこさんにその理由を聞いてみました。

「彼女たちに共通するのは、よい経験をした過去があるために“理想が高くなってしまい、思い描いた理想の男性を待ち続けてしまう”ということでしょうか。美人じゃないと自覚している人の場合は“気にいってくれるだけで貴重だ”と結婚相手を早く決められるのですが、美人はそう思えないんです」

 なるほど……! にらさわさんが語ってくれた“美人婚活難民が陥りがちなパターン”を3つに分けて紹介しましょう。

【1】焦らないので出会いを逃してしまう

「仕事や女子同士の付き合いで忙しく、いいなと思える男性に出会っても見送ってしまうことが多いんです。

 モテない人の場合には、“この人を逃したら次がない”という思いがあるので恋愛や結婚に持ちこむ努力をします。美人は過去にモテてきた経験があるので自分からアクションを起こさないし、“次もあるはず”と、必死にならない

 さらに、他の男性にチヤホヤされてちょっとしたモテ気分を味わってる間に、いい感じだった男性とは疎遠になってしまうんです」

【2】遊び人で失敗しても懲りない 

「美人ゆえの宿命なんですが、肉食系遊び人のターゲットになりやすいんですよね。そういった男性は魅力的な点が多いために付き合うことになりますが、結局2~3ヶ月でフラれたり、彼が結婚を考えてくれないなどの理由で別れてしまう。

 すると、そんな失敗をしてもイイ男と付き合ったという印象の方が強く残るので、『たまたま遊び人だっただけ。イケメンで会話上手で誠実な人もいるはず』と期待してしまうんです。そしてまた、同じような男性にひっかかる……」

【3】いつまでも夢見がちで現実をみない

「25歳から40歳ぐらいまでの独身女性の中には、長らく彼氏がいない人たちが予想以上に多くいるのですが、彼氏いない歴を重ねていくと、年々、理想が高くなっていく傾向があるんです。頭の中で理想の男性像をつくりあげてしまうんですね。

 そして、いざ婚活を始めると、現実との落差にがっかりする。だからせっかく知り合えた男性とちゃんと交流しないで、素敵な男性がどこかにいるはず、と探し続けることになる。その結果、婚活難民になってしまうんです」

「婚活難民」を抜け出すには、男友達をつくること



 完璧な王子様に選ばれる日を待ち続ける美人婚活難民たち。そこから抜け出すためにはどうすればいいのでしょうか?

「男友達をつくることが一番の近道ではないでしょうか。表面的な結婚条件だけではなく内面のよさが大事なんだと知ることができますし、ちょっと不満な点があっても“そんなのは誰にでもあることだ”と自然に受け入れられるようになりますから。

 幻想を捨て、現実に出会う男性としっかり向き合えるかどうか。そこが、美人難民たちが婚活難民から抜け出せるかどうかの境目だと思います」

 モテてきた経験が邪魔をして婚活難民になってしまう。ある意味、贅沢な悩みのようにも思えますが、その恋愛観を手放すのは容易なことではなく、苦しみも大きいのでしょう。

 でも裏を返せば、高望みしすぎなければ結婚できる可能性は十分にあるということで……やっぱり美人はうらやましい!?

【にらさわあきこさんプロフィール】
NHKディレクターを経て、文筆業に。恋愛・結婚などの分野で取材・執筆活動をおこない、独身女性に幅広いネットワークを持つ。著書に、『婚活難民』(光文社)『必ず結婚できる45のルール』(マガジンハウス)『婚活の神様! 崖っぷち婚活隊の目指せ結婚! 神頼みツアー♪』 (幻冬舎)など。
公式HP http://www.nirasawa-akiko.com/index.html

⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】

<TEXT/志賀むつみ PHOTO/Ryzhov Sergey>

志賀むつみ
ライター。某アニメ・コミック系出版社の編集を経てフリーに。現在は女性誌・男性誌、コミックファンブックまで幅広いジャンルで活動中。「動物愛護社会化検定 基礎級」取得
婚活難民

結婚を求め、現代を生きる、12人の女性たちのリアル・ドキュメント




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