有名店のはずなのに、パリの友人からは意外な返事が…

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 パン売り場横の屋内とテラスはイートインスペースになっていて、購入したパンを持ちこんでカフェ・オ・レなどと一緒に楽しめるのも嬉しいところ。オープンカフェでフランス本場の焼きたてパンを楽しみながら至福の時を過ごすのもいいですね。

 メゾン・ランドゥメンヌは日本では1都市に1店、香港やシンガポールなどにも出店していく計画だそう。今後は他の地域でも食べられると思うと楽しみですね。

写真(1)

パリの友人たちは一様に「知らない」



 私もパリに1年ほど住んでいましたがメゾン・ランドゥメンヌのことは知らなかったので、今もパリに住む友達数人に聞いてみたところ、一様に「知らない」と一言……。

 有名なパン屋なのに?? と思ったのですが、そこはまさにフランス。

 パリの街には本当にパン屋が多く、自宅から歩いて数分以内の距離に必ずと言っていいほど何軒かあるのです。

 フランスには全国でパン屋が3万5000軒ほどあり、日本が1万1000軒強なのと比べて3倍以上、しかも人口は約6000万人と日本の半分くらいなので1人あたり日本の約6倍ものパン屋があるのです。

 たしかに、焼きたてのクロワッサンやバゲットを袋に入れず、抱えて持ち帰ってそのまま朝の食卓に並べるという家庭も多いパリ。わざわざ電車に乗って買いに行かなくても、スープならぬ「パンの冷めない距離」で美味しい焼きたてパンを買えるパリジェンヌは、やっぱりうらやましいですね。

写真(2)

私が買った「メゾン・ランドゥメンヌ」のパンたち

日本人はやっぱり行列好き?



 また、こうして海外から上陸して日本で有名になるのは、日本人の「行列好き」といわれる習慣も関係しているのではないでしょうか。

 日本に続々オープンしている人気コーヒーブランドも現地アメリカではローカル展開のみだったり、4月21日に渋谷にオープンしたメキシカンファストフード「タコベル」も、数百人の行列ができたことがネットなどで話題になっていましたが、タコベルのフェイスブックページでは「何で日本人はそんなに何時間も並ぶの?」という海外からのコメントも見かけたり…(タコベルの行列には日本に住む外国の方も多かったようですが)。

 話題性のあるお店に行列ができて、その行列がまた話題を呼んで……というのは、もう立派な「日本の外食文化」ですね。

 ともあれ美味しい「食」が海外から日本にやってくるのは嬉しいこと。今後も上陸が続く海外グルメ情報から目が離せません。

●メゾン・ランドゥメンヌ http://www.maisonlandemaine.com/jp

<TEXT/松嶋ゆうこ>

【松嶋ゆうこ】
松嶋ゆうこ青山学院大学を卒業後、ITベンチャーを経て飲食店の立上げを経験し、パリ「エスコフィエ」でフランス料理を学ぶ。栄養士、食育インストラクター、ソムリエやフードアナリスト1級等の資格を持ち「食を通じて健康に美しく」を目指し、TVなどメディアで料理研究家・コメンテーターとしても活動中。(ブログhttp://ameblo.jp/dietreport/




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