“パリで大人気のパン屋”、日本1号店に行列してみた【メゾン・ランドゥメンヌ】
海外グルメの日本進出が止まらない……!
パンケーキにエッグベネディクト、ポップコーン、サードウェーブコーヒー、ファストフード……。海外から「日本に初出店!」というニュースが連日TVや雑誌、ネットで流れ、上陸ブームが続いていますね。
そんな中、パリに8店舗ある人気パン屋が東京にオープンして注目を集めています。
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3月30日、東京麻布台にオープンした「メゾン・ランドゥメンヌ」(Maison Landemaine)は、2006年パリに1号店ができて以来、VOGUEやFIGAROなどで紹介されたり、ミシュランと並ぶグルメガイドブック「ピュドロ」でブーランジェリー・パティスリー・オブ・ザ・イヤー2011に選ばれたり、という大人気のパン屋。
海外初出店となる日本1号店は、オープン前からテレビでも毎日のように取り上げられている注目のパン屋なのです……これはもう行くしかない。
当然のように、オープン初日からお店の前は大行列で、閉店間際にもTV局の取材カメラが入っていました。開店時間の7:00であれば並んでいる人も少ないと聞き、オープン3日目に行ってみましたが7:00過ぎには既に20人程並んでいて、お店の外までパンの焼けるいい香りがしています。
朝イチに焼き上がったパンが次々に店頭に並べられる中、どのパンを買おうか物色。
フランスに旅行するとホテルの朝食でほぼ必ず出される「王道デニッシュ」とも言えるクロワッサンと、パン・オ・ショコラ(チョコレートデニッシュ)、パン・オ・レザン(レーズンデニッシュ)は150円のミニサイズもあり、卵とバターたっぷりの黄色がかったブリオッシュも3種類(これもフランスではとてもポピュラーなパンなのです)。
お店の「売り」のバゲットはシリアル入りなどがやはり数種類、レーズンたっぷりのしっとりしたクグロフにエクレアやミルフィーユ、季節のタルトといった焼き菓子もあり、バラエティに富んだ品揃えに目移りしてしまいます。
パンのメニューとレシピはパリのお店と全く同じだそうで、本場の味をそのまま体験できるのも魅力ですね。
そして何より2種類あるクロワッサン!
「お1人様2個まで」という大人気のクロワッサンは、上質な生地にAOCバター(フランスの優れた農業製品に与えられる原産地統制呼称)を使った「クロワッサン・フランセ(税抜480円)」と、国産バターを使用した「クロワッサン・ジャポネ(税抜250円)」の2種類があり、皆さましっかり2個買っていらっしゃいました。
ふっくら焼けたクロワッサンは表面がパリッ、カリッと音を立てる軽い食感でサクサクした歯ごたえがあり、中はしっとりもちもちとして品の良い香りとともに口の中にバターがじわぁっと広がり、後を引く食感です。
国産バターのクロワッサンはやわらかくふくらんでバターの風味が広がる軽い食感。フランス産バターのクロワッサンはほんのり塩みも感じられ、生地もしっかりした印象。どちらも1つ食べればお腹いっぱいになる食べごたえです。
⇒【後編】「有名店のはずなのに、パリの友人からは意外な返事が」に続く http://joshi-spa.jp/251969
●メゾン・ランドゥメンヌ http://www.maisonlandemaine.com/jp
<TEXT/松嶋ゆうこ>
【松嶋ゆうこ】
青山学院大学を卒業後、ITベンチャーを経て飲食店の立上げを経験し、パリ「エスコフィエ」でフランス料理を学ぶ。栄養士、食育インストラクター、ソムリエやフードアナリスト1級等の資格を持ち「食を通じて健康に美しく」を目指し、TVなどメディアで料理研究家・コメンテーターとしても活動中。(ブログhttp://ameblo.jp/dietreport/)