志村けんのマネでキス…男が明かす変なモテテク
草食系男が多い昨今だが、ひそかに数十人・数百人の女性を食い散らかしている肉食男も存在する。別にイケメンでもなく、「なんでこの人が?」と思うこともしばしば。そんな肉食男たちが懸命に開発した「オレ流・口説きテク」を取材してみた。女性のみなさん、気をつけましょうね!
●体験人数80人 田村光則さん(仮名・34歳/バーテン)
身長158cm、小柄で人なつっこい性格の田村さんは、関西という土壌を活かし、合コンではお笑いキャラに徹する。
「“キスができたら絶対にヤレる”が持論。優しくする/相談にのるといったジャマくさい“儀式”を飛び越え、最短距離を狙いますわ」
合コンでひとしきり盛り上がった頃、「すべらない話をして笑ったらチューさせてや」と冗談っぽく切り出すのだ。例えばこんな話。
「友達に会話が苦手な“葬式”ってヤツがいて、こないだ合コンに葬式を呼んだらブッチされたんや。集合場所がわからなくて、聞くのも恥ずかしいから、家に帰ったらしいって。で、葬式の家で問い詰めたら、『ヤル気がなかった』とかごまかすねん。でも部屋のカレンダーを見たら、コンパの日に花丸して“勝負”って書いてあった。めっちゃヤル気やん(笑)」
……この話、すべってないか? と思うのだが、何人かの女子がクスリと笑えば、いちばんツボにハマったコに軽くキス。さらに、「2人だけならもっとオモロい話できるで」と、2軒目に連れ出すのが手だ。
「この年でキスするのって互いに恥ずかしいから、笑いにして相手のハードルを下げているんです。2軒目なんか、笑いのツボが似ているコやから、志村けんの”変なおじさん”の『だっふんだ』一発でもキスできますよ」
冗談でも既成事実をつくれば、後のハードルはすんなり越えられる!? ネタや話術は必要だが、合コンでは真面目にいくより、軽いノリで「チューさせてよ」と言えたほうがいいのだという。
最新ネタは膣外射精しようとして、お腹にオシッコをかけた話。はい、アウト~!
しかし、身長158cmの男性に変に2枚目ぶられても困るし、お笑いキャラに徹するのは正しいかも。お笑い芸人がやたらモテる昨今の、変なモテテクである。
<ILLUSTRATION/Pmcrobinson>
― 男が明かす「口説きの裏テク」実例集【8】 ―