Lifestyle

日曜の夜がユーウツ…不安やイライラは意外な●●●●が原因かも

<病気の予兆を見逃すな/医学ジャーナリスト・市川純子>

 その不調は病気のサインかも!? 私たちを襲う危険な病気とその予兆を、ケーススタディで紹介します。

環境が変わってから日曜日の夜が怖い



 社会人になったのをきっかけに、実家のある埼玉から引っ越して古着屋さんと雑貨店が多い憧れの街、西荻窪で独り暮らしをはじめたS子さん。張り切って春を迎えたはずだったのに、会社に入ってしばらくするとニキビはひどくなるばかりか夜になると孤独感と不安感も強くなる。

不安イライラ 最初は会社勤めに慣れていないストレスと軽いホームシックになったと思っていた。お腹の張りも治らない。便秘と下痢を繰り返すだけでなく便の時間も不定期。研修中なのにお腹が鳴ったりするのも気になる、特に週末にひとりでいると夕方から夜に落ち込むことが多い。ある週末に困り果てて母親に電話で相談してみた。

 母親は「S子ちゃん朝ごはん食べている? あなたは昔からお腹の調子が悪くて便秘と下痢をしやすかったのよ。ヨーグルトと食物繊維を一緒に摂るのがいいって聞いたから、工夫してヨーグルトと果物や海藻を食べさせていたのよ。朝ごはんも食べないし、昼はラーメンやパスタ。夕飯もコンビニのパンやお弁当ばかりじゃ体調を壊すわよ。」と珍しくきつめに電話口で怒られてしまった。

 電話を切ったあとにすぐに、母親からラインでヨーグルトにキウイをのせた写真が送られてきた。

 それから朝はヨーグルトとキウイ、昼は小分けのヨーグルトをお弁当にプラスするようにした。しばらくすると、お腹が張って苦しい状態、お腹がぐるぐるなったりする不安感から開放されて、気持ちも少しほぐれてきた。日曜日の夜の孤独感や不安感も少しやわらいできたS子さんだった。

不安やイライラは腸内環境が原因かも



 日本一行列のできる便秘外来の小林弘幸医師(順天堂大学医学部)がダノンジャパン(http://bio.danone.co.jp)と共同で20~50代女性800人に2015年3月にとった調査によると、腸内環境の悪化を示すチェック項目の多い人のほうが、日曜や休日の夜に落ち込み、不安感を感じてしまう「サザエさん症候群」の傾向が強いことがわかりました。

⇒【調査結果の詳細】はコチラ http://joshi-spa.jp/?attachment_id=285588

腸内環境グラフ
小林先生

小林先生

 小林先生によると

「腸は約1億個もの神経細胞が集まる第二の脳とも言われ、体に必要なリラックスホルモン(または幸せホルモン)と言われるセロトニンの90%以上が腸管でつくられています。セロトニンとは、不安感やイライラなどを抑えてくれる働きがあるホルモンで、不足すると精神的に不安定になるだけでなく、自立した生活もできなくなってしまいます。

腸内細菌は、通称、善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分けられます。一般的には善玉菌の方が悪玉菌より多く、腸内環境を整えるには善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%が良いとされています。しかし、腸内細菌のバランスが悪いと、このセロトニンがつくられなくなります。

今回の調査からもわかるように腸内環境が悪い人ほど、気分の落ち込みや不安、疲労感を訴えたり、さらに内向的な性格の傾向があるのは、腸内菌バランスが乱れて十分なセロトニン量が体内でつくられないためと考えられます。そのバランスを整えるために、腸にいい栄養与えることが大切です。

大腸にたくさん棲んでいるビフィズス菌は、加齢やストレス、睡眠不足などで減ってしまうため、そのぶんを食事で補う必要があります。ヨーグルトのビフィズス菌を生きたまま腸に届けるのがベストです。
ほとんどの菌は胃酸で死んでしまい、大腸に届いたときには他の腸内菌のエサにしかなりません。一方、生きたまま届いたビフィズス菌は、他の菌を刺激して動きを活発にする傾向があるのです」

【市川純子】
1961年栃木県生まれ。私鉄系広告代理店、PR会社を経て、2004年ヘルスケア、スキンケア、栄養および食に特化したPR会社「株式会社ジェイアンドティプランニング」を設立。20年以上ヘルスケアのビジネスをサポートすると同時に、数多くの疾病啓発や生活提案に取り組んできた。医療全般、スキンケア、栄養療法などが得意分野。製薬会社、医療機関、化粧品会社、食品会社などのクライアントを数多く受け持つ。著書に『危険な病気の意外な予兆69』(宝島社)
J&Tプランニング http://www.jtplanning.biz/
ブログ http://ameblo.jp/ebisuonnashacho/

危険な病気の意外な予兆69~左の肩が痛いのは心臓からのSOS?

大きな病気は意外な予兆と共にやってきます。身体からのメッセージを見落とさないこと、そして見つけた後に正しい科で受診すること。この2つを的確に行えれば、重大な病気でも早期発見の可能性が高まります。本書では、日本人が見落としがちな様々な大きな病気の意外な予兆を、わかりやすくご紹介。厄介な病気も、初期に判断を誤らず早期発見・治療に取り掛かることができれば、治癒する確率はグンと上がるのです。正しい情報を知ることこそ、ずっと健康でいるための秘訣です!




あなたにおすすめ