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雛形あきこがモデルを泣かせ、はるな愛がマジギレ…感情むき出しの「コーデ・バトル」

 先日、昼の情報番組『ヒルナンデス』(日テレ系)の名物コーナー「格安コーデバトル」において、タレントの雛形あきこ(37歳)がモデルのLIZA(26歳)を泣かせるというハプニングが起こり(7月7日放送分)、インターネット上でちょっとした炎上騒ぎになりました。

雛形あきこオフィシャルブログより

雛形あきこオフィシャルブログより(http://ameblo.jp/hinagata-akiko/)

 同コーナーは、毎回2組の芸能人が助っ人モデルにコーディネートしてもらいながらショッピングモールで買い物し、ファッションプロデューサーの植松晃士がその勝敗を決めるというもので、買い物にはテーマと制限時間、そして上限金額が設定されています。

 助っ人モデルに大きなプレッシャーがかかる同企画。この時、助っ人モデルとして雛形あきこについたのが、同コーナー2回目の登場ながら、榊原郁恵に「ウチの嫁にしたいくらい」と絶賛されるなど、そのセンスと的確なセレクトに定評があるLIZAでした。

「工場にいるおばちゃん」「畑にいそう」……



 コーディネートのテーマは「女友達と銀座でショッピング」でしたが、それと相反するように、雛形はLIZAの選んだアイテムに対し、終始「大丈夫?」「不安」とネガティブな言葉を連呼。

 ウエストにボタンのついたセーラーパンツ風のガウチョパンツを選べば、「工場とかにいるおばちゃんにならない? すごく不安」。グレーのつばが広いハットを選べば、「畑にいそう」。トングがゴールドのフラットサンダル(写真参照)を選べば、「大丈夫かな? ビーサンだけど」と、LIZAが選ぶものすべてに対し不安の言葉を投げかけ続け、ついにはLIZAを泣かせてしまいます。

「AZUL by moussy」のメタルトングフラットサンダル

「AZUL by moussy」のメタルトングフラットサンダル(AZUL by moussyのHPより)

勝利した途端に褒める雛形に非難殺到



 その時ばかりはさすがに元気づける言葉を投げかけた雛形でしたが、最後、コーディネートを披露した際に司会者に感想を求められると、「全体的に自信がなくなった時間がすごくあった。辞退もあり得るんじゃないかってくらい」と、さっきまで励ましていたLIZAを責めているともとれる発言をしたのです。

 結局、勝利したのは雛形・LIZAペアで、植松が勝利の理由として挙げたポイントは、これまでLIZAが説明した内容そのものでした。すると、雛形は態度を一変。急にLIZAを褒めはじめたのです。

 そんな雛形に対し、Twitter上には「雛形あきこ性格わるっ。追い詰めた本人が言うことじゃない」など、批判が殺到。しかしその一方で、雛形が不慣れなコーディネートに不安がるのは当然で、LIZAは「メンタルが弱すぎ」「簡単に泣きすぎ」で、「タメ口でムカつく」など、逆にLIZAを批判する批判も見受けられ、賛否両論が巻き起こる状況になりました。

感情がむき出しになる格安コーデ・バトル



 この「格安コーデバトル」、実は以前も出演者が一触即発となる場面がありました。6月9日放送の回で、はるな愛が助っ人のモデルでタレントのアンミカと、互いが選んだものを「苦手なやつ」(はるな)、「ないないない」(アンミカ)と否定し合い、ガチ喧嘩を繰り広げたのです。

『ヒルナンデス』には他にもコーデ・バトルがありますが、こういったハプニングが起こるのはたいてい「格安コーデバトル」。個人戦である他のコーデ・バトルと違い、「格安コーデバトル」は二人一組で戦うという性質上、互いのセンスに対して直接口を出さないといけないことが険悪な雰囲気を招きやすい要因になっているのかもしれません。

 とはいえ、テレビという公の場なのだから、適当に取り繕って済ませればいいものを、なぜ彼女たちはあそこまで感情をむき出しにしてしまうのでしょうか。

センスは「その人そのもの」



ファッションバイヤーMB氏

ファッションバイヤーMB氏

「一般的に、『センスは生まれつきのものだ』という認識があるので、服のセンスを否定することは『その人そのもの』を否定することのように感じてしまい、感情がむき出しになってしまうのだと思います」とは、ファッションバイヤーのMB氏。

 たしかに、自分そのものを否定されたら、感情的になってしまうのも頷けます。女子会などで女同士のぶっちゃけ話を繰り広げる時も、「あんた、男の趣味悪いよね~」と言えても、「あんたの服の趣味悪いよね」とは口が裂けても言えないという感覚、ないですか? それは、無意識にその人そのものを否定することになると感じているからなのかもしれませんね。

センスには基準がない



「他人にセンスが悪いことを指摘しにくいのは、確たるものがないからかとも言えます。たとえば、男の趣味であれば『収入』『性格』『職業』『趣味嗜好』など客観的な善し悪しが明らかです。しかし、服装は『この服をこうすればよい』というような客観的な善し悪しがなかなか明確に感じられません。言う方も言われる方も自信がなく、基準が明確でないのです」(MB氏)

 明確な基準がないのに評価されがち。「センス」とは厄介なものですね。

「こういった番組は、一般的には不確かなセンスに明確な勝ち負けを用意するという矛盾があります(もちろん、プロの目にはある程度、コーディネートの正解・不正解は存在します)。でも、『お金かけた人が勝ちってワケじゃない!』と思わせてくれるのがいいですね。番組中に出てきたAZULのフラットサンダルなどは、パッと見は値段よりずっと高級に見えますし」(MB氏)

 そんな格安ながらセンスが光る商品が発見できるのはもちろん、「格安コーデバトル」は、ふだんは友達に言えない禁句「あなたのその服、ないわ~」を言ったらどうなるのかが分かる、貴重なサンプルであるともいえます。センスが問われた女たちの自らを賭けた熾烈な闘いに、今後も目が離せません。

<TEXT/女子SPA!編集部>

【MB】
メンズファッションのバイヤー(レディスのキャリアもあり)。年間数十のブランドの展示会に足を運び、買いつけを行う。年間取引量は億を超える。子供の頃から“狂うほど”洋服が好きで、ファッション業界に知悉している。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法(http://www.neqwsnet-japan.info/)」は、女性が読んでも参考になる。

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