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ブログに潜む不倫の罠。出張ホストで“女”に目覚めた40代主婦

 日常の発信ツールのひとつとして活用している人も多い“ブログ”。中には有名ブロガーになって注目を集めるようになるなど、思いもよらなかった人生の転機を迎える人もいるようです。  そんなブログで、人生の歯車が思わぬ方向に回り始めた女性がここに、ひとり。

ブログに綴られた本音とイメージのギャップ

 高校生の子を持つアユミさん(仮名/44歳)は寿退社で家庭に入ってから16年間、家事と子育てに一心に取り組んできました。そしてこの春、ようやく子どもが手を離れたことをきっかけに、趣味のお菓子作りに没頭するようになったそうです。 ブログ「スマートフォンに変えたばかりで楽しかったこともあり、作るたびに写真を撮っていたんです。友人に見せたところ『ブログでアップしてみたら?』といわれ、教えてもらいながらはじめてみることにしました」  少数ながらもアユミさんのサイトを訪れてくれる人とコメントなどで交流が生まれ、アユミさん自身もいろいろな人のサイトを覘くように。そんなとき、とある男性のブログが目に留まったそうです。 「出張型のホストをしている男性でした。“1時間いくら”とかでお茶したりデートしたり、ときにはホテルに行くこともあるようです。そんな彼のブログには、その日に会ったお客さんに対する気持ちだけが書かれていました。  それも『寂しさを埋めてあげなきゃいけないのに、僕が埋めてもらったような感じ』とか、『幸せになってほしいから、僕に連絡しちゃいけないと話した』とか、私の抱いていたホストのイメージとは全然違っていたんです。なんだかそのちょっと影がある雰囲気がすごく気になって、毎日彼のブログを覘くようになりました」  女性へのサービスを生業にしている彼には苦悩も多いらしく、精神的に折れそうになっているつぶやきがみられることもあるそうです。それでもお客の女性を喜ばせることに一生懸命な姿に、アユミさんはどんどん吸い寄せられていったとのこと。 「ある日、私と同年代の女性と会っていたことがうかがえる書き込みがありました。勝手なイメージで、若い人ばかりを相手にしているものだと思っていたので驚いたのですが、同年代でも彼に会っている人がいるんだと思うと、変な勇気が湧いてきたんです」  その勇気に後押しをされるように、アユミさんは彼のブログへ初めてコメントします。「40代の女性はどのくらいいますか?」と。

接待と分かっていても、心が求める女の悦び

 彼からの返信で、40代の利用者が思いのほか多いことを知ったアユミさん。その後しばらくは互いにブログのコメントでやり取りするだけの関係を続けていましたが、彼に対する興味はいつしか会いたい思いへと変化していったそう。 「ブログのコメントは誰もが見られますから、当たり障りのない内容しか書けませんでした。でも、彼の女性に対する優しさを知れば知るほど、彼の本心をもっと詳しく聞いてみたい、私の話も聞いてほしいと思うようになってしまったんです」  ついに、彼の仕事依頼フォームから連絡をしてしまいます。 「お茶だけのつもりでした。実際に会うととても誠実な男性で、私の話をすごく真剣に聞いてくれたんです。考えてみれば、主人以外の男性とこんなに話をしたのは結婚してから初めて。主人とはもう何年も業務的な話しかしていないので、久しぶりに“異性との会話”を楽しいと感じることができました」  約束の時間はあっという間に過ぎ、話したりなかったアユミさんはまた会う約束をしたそうです。そして、会うたびに彼の優しさにのめり込んでいったとのこと。 「今まで当たり前にこなしていた家事や唯一の取り柄であるお菓子作りなど、とてもさりげなくほめてくれるんですよ。髪を切ったときも夫は全く気付かなかったのに、彼はちゃんと気づいてくれました。そんな些細なことひとつひとつが、リップサービスだと分かっていても嬉しかった。もう長いこと忘れていた“女”を彼が思い出させてくれたんです」 「彼に会うために」と、オシャレやメイクに気を遣う自分にも喜びを感じたというアユミさん。やがて目覚めた“女”は忘れていた欲望をも欲するように…。 「主人とはもう何年も触れあっていなかったので不安もありましたが、不思議と罪悪感はありませんでした。お金を払っている関係だと心のどこかで割り切っていたのかもしれないですね。ただ、求められる幸せに満たされたのは間違いありません」  その後も定期的に彼の“接待”を受けて、秘かに女の幸せを味わっているといいます。 「私と会った後の彼のブログを見るのも、実は楽しみのひとつ。私との時間に彼も満たされていることが伝わってくる内容ばかりなので、彼のぬくもりを思い出して幸せに浸っています。  もし彼に出会わなければ、私は一生“女”を封印したまま人生を終えていたと思います。一般的にはよくないことと分かっていますが、夫から求められなくなった今、彼に出会えた私は幸せだと思っていますよ」 <TEXT/千葉こころ PHOTO/Sanja Grujic>
千葉こころ
ビールと映画とMr.Childrenをこよなく愛し、何事も楽しむことをモットーに徒然滑走中。恋愛や不倫に関する取材ではいつしか真剣相談になっていることも多い、人生経験だけは豊富なアラフォーフリーライター。
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