モテたいなら、綾瀬はるかより小倉優子をマネしましょう
こんにちは、500人斬りの経験をもとに恋愛をロジカルに分析するコラムニスト、堺屋大地です。
今回はぶりっ子の最上級クラスである“プロぶりっ子”についてのお話から始めたいと思いますが、まずみなさん謝らなくてはいけません。
最初に言っておきます、“プロぶりっ子”にはほとんどの人がなれません。
以前、『“ぶりっ子嫌い”を公言する男ほど、“プロぶりっ子”にダマされる』の回で“プロぶりっ子”代表として挙げたのは、綾瀬はるかさんや有村架純さんでした。
彼女たちのような“プロぶりっ子”は、決して同性ウケが悪いわけではなく、大半の男にはぶりっ子と見抜かれずにモテまくる最強種族です。凡人がいくら努力しても到達できないランクです。
というか、もう包み隠さずド直球で言いますね。誰もが認める美貌がないと成立しないんです、“プロぶりっ子”は。
なぜなら、“プロぶりっ子”は基本的に、誰からも好かれようとするスタンスだから、です。
もし普通のルックスの女性が、綾瀬はるかさんの言動やファッションを完コピしたとしましょう。するとどうなるか。「どこにでもいるモテ系でも非モテ系でもない平凡女子」が誕生するだけ、というわけです。
では、平均的ルックスのぶりっ子さんが目指すべき上位ステージはあるのでしょうか?
ご安心ください。道はあります。ぶりっ子をパクチーにたとえるなら、その独特の風味をさらに強めるんです。好き・嫌いがさらにはっきり分かれるように個性を強化するんです。
例えば、ぶりっ子キャラが計算であることをサラッと暴露する。男性から「○○ちゃんって、ぶりっ子って言われない?」なんて聞かれたら、即座に「うん、だって計算しまくってるからね(笑)」と切り返すとか。
例えば、ぶりっ子特有のワントーン高い甘い声でサラッと毒舌を吐く。オシャレ感度の高いイケメンに向かって、「とりあえず『北欧家具好き』をアピればいいと思ってるでしょ(ニコッ)」と言い放つとか。合コンで男女全員を前にして「とりあえず私より“ゆるふわ度”が高いコは邪魔な存在でしかないよね(ニコッ)」と宣言するとか。
ちょっと話を寄り道させましょう。
10年ほど前に、トップアイドルとして君臨していた熊田曜子さんと小倉優子さん。今では2人ともママタレとして活躍していますが、10年前は世の男性たちをメロメロにさせていましたよね。
で、この2人。どちらもぶりっ子ですが系統が、違いませんでしたか?
これは僕の私見ですけれど、熊田曜子さんは“私はぶりっ子してません”というスタンスで振る舞っていて妙に鼻につきましたが、小倉優子さんはキャラとしてのぶりっ子を突き詰めていて清々しささえ感じたものでした。
言うなれば熊田曜子さんはステレオタイプのぶりっ子、小倉優子さんはクセを強化させたぶりっ子でしょうね。はい、もうおわかりですね。目指すべき方向性は小倉優子さん路線というわけです。
ぶりっ子のクセを強化させることで、あなたを毛嫌いする人は増えてしまうかもしれません。でも逆にドストライクで恋してしまう男も増えるでしょう。その男の“好き”度合いはかなり高く(濃く)なるような気もします。
さらに、ぶりっ子キャラを極めると好感度が上がっていくこともままあるんです。
熊田さんファンには申し訳ないですが、熊田曜子さんと小倉優子さん、今もですが、当時も世間的好感度は小倉優子さんの方が高かったですよね。
みなさんもモテたいなら、当時の小倉優子さんのステージまで辿り着けるよう、ぶりっ子道をぜひ邁進していってください。
<TEXT、ILLUSTRATION/堺屋大地>
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【堺屋大地プロフィール】
経験人数500人超えというドチャラい経験を活かし、真摯に恋愛を分析するコラムニスト。『Business Journal』『AOL News.』『INLIFE』などのメディアでも活躍。Twitter(https://twitter.com/SakaiyaDaichi)
綾瀬はるかを目指すと“平凡”になるだけ
目標は、小倉優子路線のぶりっ子

堺屋大地氏
堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は @SakaiyaDaichi