「よろしくです」は失礼? ムッとされる仕事メールの基準
マナーや常識は、人によって基準が違うもの。ビミョーなNG行為の<怒られる><許される>の境界線は、一体どこにあるのか?20~40代のビジネスパーソン300人に、インターネットで調査してみた。
一時期、「ネチケット」なんていう恥ずかしい言葉があったが、仕事メールのOK/NGラインはどのへんにあるのだろうか?
Q:仕事相手から来たメールで、「許せん」と思うものは?
<絶対ダメ>
・別の人に送ったメールをコピペして名前を変えるのを忘れる 194人
・相手の会社の名前を間違える 190人
・相手の名前の漢字を間違える 181人
<危険!>
・「よろしくお願いします」ではなく「よろしくです」 128人
・まったく違う案件のメールに「Re」で返信 106人
・「ー」「~」を多用(「よろしくお願いします~」など) 110人
・「まだでしょうか?」などのストレートな催促 104人
・「!」を連発 98人
・メールの頭に「○○様」がなく、いきなり用件 92人
<セーフ>
・「月曜日までに送ってください」などの命令口調 77人
・開封確認を要求 73人
・署名部分が名前だけで連絡先がない 72人
・メールタイトルに「至急」をつける 41人
「絶対ダメ」入りしたアクションに共通するのは名前問題。「名前のチェックを怠るなんて、いかにも手を抜かれている感じがする」(42歳・男・機械部品)。
また、「相手の会社の名前を間違える」と「相手の名前の漢字を間違える」では、わずかながらも前者が上回っていて、なんだかんだ言って、会社への愛着を持っていることが感じられる。「社名はカンバンと同じで、カンバンに泥を塗るような行為は許せねえ」(32歳・男・商社)。
実際、名前間違いって、やりがちですよね……。「小学館『週刊スパ!』様」というメールが来たときはけっこう腹が立ったものだ。
一方、「!」「お願いします~」などのくだけた表現は比較的OK。ただし、30~40代に比べて、20代のほうがなぜか許容度が低い。「仕事のメールで馴れ馴れしくしてほしくない」(26歳・男・出版)
そんなわけで20代にはドライな人が多いのか、逆に「メール冒頭の『○○様』がなく、いきなり要件」や「ストレートな催促」はセーフという人が多かった。ただ、年長者には「冷たい」と不評だったので気をつけよう。
今回の特集で、もっとも世代差が表れた「月曜日までに送ってください」などの命令口調は、40代はアウトで20代はセーフ。「発注者と受注者という力関係があるので仕方ない」(26歳・女・SE)と、ここでもドライな答えが返ってきた。
20代と40代でNG基準が違う

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