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ダイエットの敵「ピザ」で太らないための対策3【ずっとキレイでいる食事】

【ずっとキレイでいる食事 vol.20】  難敵こそ、冷静に。  とろ~りとろけるチーズがたまらないパーティーメニューと言えば、「ピザ」。宅配ピザにはじまり、コンビニの冷凍ピザ、スーパーに並ぶチルドピザ、行列しても食べたいナポリピザ……。日本はおいしいピザであふれています。 ずっとキレイでいる食事 『第20回 ピザ』1 しかし、ヘルシーなイメージは全くありませんよね。また、焼きたてアツアツを急いで頬張るあまり、ついつい早食いしてしまったりと、ダイエット・美容には難敵とも言えそう。  そこで今回は、「ピザ」との上手な付き合い方について。実践的な対策を考えていきたいと思います。

ピザが悪いのは、「チーズ」ではなかった!

ずっとキレイでいる食事 『第20回 ピザ』2 チーズはカロリーが高いし、太る原因ではないかと思っていませんか? 確かに脂質はたっぷり含まれますが、実はそれ以上に問題なのが、パン生地に使われる「小麦粉」。

1.生地はクリスピー系を選ぶべし

 小麦粉は血糖値が急上昇しやすい食材ですから、食べ過ぎてしまうと、確実に体重増加につながります。生地は、「ふっくらもちもちパン生地系」より「パリパリクリスピー系」を選びましょう。 ⇒ピザで注意すべき食材は、「小麦粉」!

2.サイドメニューも注文

 また、生地に乗せるトッピングは、トマト、玉ねぎ、マッシュルーム、バジル、サラミ、ソーセージ……。美容に欠かせない食物繊維やビタミン類が豊富とは言えません。生野菜サラダやスープなどのサイドメニューも注文し、ピザばかりになるのを防ぎましょう。 ⇒「食物繊維」や「ビタミン類」が不足しないように!

3.罪悪感は持たない

 その他、塩分も気になったり、マヨネーズや甘い果物が乗っていたりと、心配事はつきません。果たしてピザは、食べては行けない禁断のメニューなのでしょうか? 私の個人的見解は、ノー。  ピザは、みんなで取り分けてワイワイ食べる楽しい食べ物でもあります。また、チーズをたっぷり食べた時に得られる濃厚な至福感。栄養的には美容食とは言えませんが、「心の美容食」になることだってあるのではないでしょうか。  ですから、ピザを食べる時は、「食べてしまった」という罪悪感を持つのではなく、おいしいことを素直に喜び、その後のコントロールにしっかり気を配ることの方が重要だと思うのです。 ⇒罪悪感を持つな! 喜んで食べた後に、楽しく調整を!  健康本などで、「たくさん食べた後は、調整を」という言葉を目にしますが、具体的にはどのような対策をしたら良いのか、イマイチわかりません。  そこで、後編「食べ過ぎても太らない超カンタンな方法4」では最低限これだけは守りたい! というポイントを厳選して4つにまとめてみました。 <TEXT,PHOTO/スギ アカツキ> 【スギ アカツキ】 東大卒の食文化研究家。長寿美容食研究家。在学中に基礎医学や生命科学を学ぶ。さらにオーガニックや久司マクロビオティックを学び、独自で長寿美容食の研究をはじめる。料理のモットーは「長く美しくを、簡単に」。忙しい現代女性に合わせた健康メニューが得意。ヨガ教室や人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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