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生理痛などの不調にいいらしい「子宮セラピー」を受けてみた

 ××系女子の極地、“子宮女子”。彼女たちが主張する「子宮の声を聞いていればうまくいくよ」っていう思想、個人的にはアッパレだと思うわけです。  子宮がしゃべるかよ、という意見もあるかもしれませんが、女として生まれてきたからには子宮は無視できません。生理痛やPMS(月経前症候群)に苦しんだ経験は大なり小なりあるはずですし、妊娠、出産、女の人生に子宮はいつでも寄り添っているのです。 子宮セラピー アラフォーの森、アラサーの尾山も、それぞれ子宮が気になるお年頃。今回は『子宮セラピー』を体験してきました。

子宮インナービューティーセラピーって何?

 セラピストは佐藤彩さん。子宮インナービューティーセラピーを主軸とし、さらに彩さんの8年におよぶセラピスト経験と勘を組み合わせた、彩さん独自の施術です。  子宮インナービューティーセラピーとは、 「タイ式子宮施術をアレンジし、骨盤調整の技法を取り入れデザインした、SOL式施術です。タイでは女性特有の様々な症状を引き起こす大きな要因のひとつとして、子宮を整える治療が伝統医療として存在するのです」「初潮が始まり、閉経を迎えた後まで、あらゆる年代の女性に向けたセラピーといえるでしょう」。 (子宮インナービューティーセラピー・公式サイトから引用)  セラピストの彩さん自身も、子宮インナービューティーセラピーを通して、女性の身体の要となる子宮を意識する生活を送ることで、PMSがかなり改善されたそうです。  彩さんは28歳という若さですが、外見のフレッシュさとは裏腹に内面はかなり成熟しており、心がやわらかく、すべてをゆだねてもいい懐の深さを持ち合わせていました。 子宮マッサージ まずは施術前のカウンセリングから。「何か気になること、悩みなどはありますか」と彩さん。  森は、つねづね更年期の対処法を考えていること、あとは以下のようなことを伝えました。 「人生80年ですよね。閉経を迎えても、あと30年くらい女の人生が続きますよね。つまり、閉経=女の終わり、と捉えたくないのですよ。イケイケゴーゴー(死語)な人生を送りたいじゃないですか。閉経後は女を超越して女神になるんだぜ、っていう人生を送りたいんですよ! これぞ女道じゃないですか」

身体と心の状態を言い当てられた

 主張したところで施術開始。  子宮セラピーと聞いた時から、お腹まわりメインのマッサージだろうと予測していました。ところがどっこい、爪先から頭のてっぺんまで、くまなく触れていくのです。力の入れ具合もなんとも絶妙。彩さんの手のひらは私の皮膚をとおし、私の深部と対話しいるかのようでした。  施術中に泣いてしまう人もいるのでは? と思うほど、身体と心の状況を当ててしまうのです。幸い森は泣くことはなく、むしろ喜ばしい診断ばかりでした。これが彩さん独自の『子宮診断』です。  彩さんは外側からの子宮ケアはもちろんのこと、内側からの子宮ケアもできてしまうように感じました。眉唾じゃん? って思いますよね。でも実際に当たっているんですもん。  おそらく数百人レベルの子宮を視てきた彩さん、言葉にならない子宮の声を翻訳する能力がありそうです。  次回はさらに詳しく、子宮セラピーに迫っていきます。 ●本当の自分に目覚める Venus子宮セラピー/佐藤 彩 子宮セラピー=120分、16200円(2015年11月現在) 他、台湾式リフレクソロジー、ボディケア、タイ古式ストレッチ、アロマオイルトリートメント、マタニティマッサージのメニューあり love49venus@gmail.com <TEXT/森美樹 ILLUSTRATION/尾山奈央> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 もりおやま http://morioyama.com/ ●森美樹:1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)を上梓 https://twitter.com/morimikixxx ●尾山奈央:1980年生まれ。脚本家、エッセイスト。著書に『1年で20キロやせた私が見つけた月1断食ダイエット』(泰文堂) http://oyamanao.com/
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