腰痛・肩こりの原因!オフィスでの悪い姿勢5つ
普段何げなくやっている生活習慣が、実は健康にさまざまな悪影響を及ぼしていた!? オフィスに潜む意外な“危険”を紹介する。
仕事中はついつい歪んだ姿勢で作業を続けがち。だが、「悪姿勢を続けていると、気づかぬうちに深刻な事態を引き起こすことも」と話すのは、姿勢コンサルタントの武田まり子氏。
「オフィスでやりがちな、
・猫背でのパソコン作業はもちろんのこと、
・受話器を首にはさんで電話をしながら仕事をする
・デスクにひじをつく
・脚を組みながらのデスクワーク
・ひじ掛けや背もたれに寄りかかる
などといった左右非対称な姿勢も、首や肩、腰に負担をかけ、姿勢を乱す要因になります」
とはいえ、たかが姿勢……重篤な病気には繋がらないのでは?
「侮ってはいけません。悪姿勢によって関節が圧迫されてすり減り、肩こりや腰痛、しびれや頭痛に悩まされるのはもちろん、椎間板ヘルニアなどの激痛を引き起こす病気を発症する可能性もあります」(武田氏)
秋津医院院長・秋津壽男氏も続ける。
「姿勢が悪いと胃袋が圧迫されて縮んでしまうため、消化不良、胃もたれ、胸やけなどを起こしやすくなります。また、胃酸が逆流しやすくなるので、逆流性食道炎を患うことも。実際、調べてみると、逆流性食道炎の人は姿勢の悪い人が非常に多いんですよ」
さらには、食道炎よりも深刻な病気を引き起こす可能性も……。
「逆流性食道炎を放っておくと、食道がんの原因になります。逆流性食道炎が長期化すると、バレット食道と呼ばれる食道粘膜の異常が起こることがあるのですが、欧米ではこれが食道がんの原因の半数近くを占めるという非常に危険な病気。
かつて日本では少なかった病気なのですが、生活習慣の西洋化により、日本人でも姿勢の悪さから食道がんに進展するケースが増えているんです」(秋津氏)
日々の姿勢の悪さによる体への負担は思いのほか大きい。さまざまな不調も、姿勢の悪さが諸悪の根源になっているのだ!
-要注意!危険な生活習慣【1】-