経験人数ヒトケタでもタチが悪い“隠れ肉食女子”の生態
こんにちは、500人斬りの経験をもとに恋愛をロジカルに分析するコラムニスト、堺屋大地です。
今回は“ビッチは2種類いる”というお話。
ただ今回は僕が何かを提言するのではなく、みなさんにも一緒に考えていただきたいことだったりします。
さっそく、その2種類を解説させていただきますが、一番の違いは自覚の有無。
まず一つ目は、わかりやすいところで言うと、毎週末クラブ通いをして、ナンパしてきた男や逆ナンした男をガツガツ食らいまくって経験人数三桁超えというようなタイプ。もしくは、会社や学校だけじゃなく、合コンや社会人サークルや異業種交流会などにも積極的に参加し、メインコミュニティ以外でも多くの人脈を持ち、様々なコミュニティで男を食らいまくるようなタイプです。
いずれも肉食系ビッチとも言えるようなスタンスであり、一般的に多くの人がイメージするビッチさんのパブリックイメージがこのような方々でしょう。当然、彼女たちのようなビッチさんは、周りに公言するかどうかは別として、自覚はあるはずですよね。だって三桁超えとかしちゃってるぐらいですし。こちらがいわゆる自覚型。
では一方の無自覚型。
こちらはビッチと呼ぶにはいささか物足りないほど経験人数が少ない場合もあります。少なくとも三桁なんていっておらず、中には経験人数一桁におさまっているコもいるかもしれません。
経験人数が一桁台のコをビッチと呼ぶかどうかは議論の余地があると思いますが、正直、僕は個人的にこちらの無自覚型の方が“業が深いビッチさん”だと常々思っております。
あなたのまわりに、こんなコはいませんでしたか?
大学時代、一見清純そうに見えたコが同じサークル内で次から次へとカレシを作り、結局そのサークル内だけで穴兄弟が6、7人いたとか……。
社内恋愛の末に結婚したカップルの披露宴、そこに出席した職場男性のメンツを見ると、上司から先輩から後輩まで新婦の元カレたち5人が勢揃いしていたとか……。
売れないインディーズバンドの解散した理由を聞いてみると、表向きは「音楽性の違い」だったがよくよく真相を探ってみたところ、メンバー4人全員がある一人の追っかけ女性と一度は恋仲になっており、気まずくなって不仲になったのが原因だったとか……。
要するに! 同一コミュニティ内だけで男漁りをし、たくさんの男を食い散らかして、そのコミュニティに気まずい雰囲気をもたらすのが無自覚型ビッチさんなんです!
このタイプのコに経験人数を尋ねてみると、だいたいは20人未満だったり、中には本当に一桁台のコもいたりして、自覚型で三桁超えのビッチさんよりも経験人数という視点から見ると圧倒的に少ないんですよね。
では何故このタイプは無自覚なのか?
僕は今まで周りにいたこの手のコたち5、6人に話を聞いてきたのですが、導き出された共通点にその答えがありました。
「一回一回の恋愛は全部真剣なの」
これです、これ。もちろん言い回しはちょっとずつ違いますが、みな口を揃えてこの言葉を口にするんです。
全部、本気だった。だから真剣に恋愛してる間に二股掛けたりセフレ男がいたりしたこともない。でも熱しやすく冷めやすいから一回一回の恋は短いのかもしれない。それに恋愛体質だからすぐに人肌恋しくなっちゃう。
――こういう行動原理なんです。
みなさん、“三桁超えの自覚型ビッチさん”と“一桁台の無自覚型ビッチさん”、どちらがタチ悪いって感じますか? 僕は圧倒的に後者の無自覚型にタチの悪さを感じるのですが、同意見の方も多いのではないかな、と。
<TEXT/堺屋大地>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】

自覚型はよくいる普通の肉食系
無自覚型は、ひとつのコミュニティを荒らす
理由は「一回一回、全部真剣だから」
堺屋大地
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。公式SNS(X)は @SakaiyaDaichi